『Escape from Tarkov』をプレイしていて、「なんだか動作が重いな…」「敵が暗い影の中にいて見えない!」と感じて、タルコフ グラフィック設定について調べてここにたどり着いたのではないでしょうか。タルコフはマップが広大でディテールも細かいため、PCへの負荷が非常に高く、初期設定のままだとフレームレート(FPS)が安定せず、カクつきに悩まされることが多いですよね。
私も以前は、索敵に集中したいのにFPSが不安定で突然の戦闘に負けてしまう経験をたくさんしました。この設定のせいでレイドが台無しになるのは、本当に悔しいものです。
ですが、安心してください。タルコフグラフィック設定は、ただ画質を落とせば良いというものではなく、FPSを稼ぐための設定と、索敵性能を最大限に引き出すための設定の「バランス」を見つけることが大切なんです。この記事では、あなたのPCスペックに合わせた最適な調整基準から、プロのプレイヤーも活用しているNVIDIA設定やPostFXを使った画面の暗さの解消法まで、動作を軽くしつつ、敵を確実に見やすいようにするための設定のすべてを徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたのタルコフの動作はきっと改善し、レイドでの勝率も上がっているはずです。ぜひ一緒に、快適で有利なプレイ環境を整えていきましょう!
・FPSを向上させ動作を軽くするためのPCスペック別(エントリー・ミドル・ハイエンド)の最適な調整基準
・影、テクスチャ、描画距離などの設定でGPUとCPUの負荷をバランス良く抑える具体的な方法
・索敵時に重要な視認性を高めるためのPostFXやシャープネス、アンチエイリアシング(TAA)のおすすめ設定
・プロも利用するNVIDIA ReflexとNVIDIA設定(コントロールパネル)を使った入力遅延の最小化とパフォーマンスの安定化
FPS向上を最優先!タルコフ グラフィック設定で動作を軽くするおすすめ設定
・軽い動作を実現するための基本設定とPCスペック別の調整基準
・テクスチャ品質と影の設定でグラフィックボード(GPU)の負荷を抑える
・描画距離と遠距離オブジェクトの品質は見やすい索敵に影響する?
・余計な機能はオフに!ノイズ、Z-Blur、色収差を削除する理由
・プロも利用するNVIDIA Reflexローレイテンシーをオンにするメリット
・設定をミスした時にすぐに初期値に戻るための方法
軽い動作を実現するための基本設定とPCスペック別の調整基準
『Escape from Tarkov』(以下、タルコフ)を快適にプレイするために、まず一番重要になるのがグラフィック設定ですよね。タルコフは非常に高負荷なゲームなので、設定次第でフレームレート(FPS)が大きく変わり、勝敗にも直結してきます。
ここでは、FPSを稼ぎ、動作を軽くすることを最優先にした【基本の考え方】と、ご自身のPCスペックに合わせた【調整の基準】について解説していきますね!
🎮 基本の考え方:低設定が必ずしも正解ではない?
一般的に、グラフィック設定を下げれば下げるほどFPSは上がります。しかし、タルコフの場合、一部の設定を下げすぎると逆にCPU負荷が集中してFPSが安定しなくなる、または索敵がしづらくなるといった現象が起こることがあるんです。
私が推奨する基本方針は以下の通りです。
- 目に見えない・索敵に関係ない負荷は徹底的に排除(オフ推奨)
- GPU(グラフィックボード)とCPU(プロセッサー)のバランスを意識する
- テクスチャなどメモリ負荷の設定はPCのVRAM/RAM容量で決める
特にPCスペックに余裕がない方は、すべての設定を最低値にするのではなく、【PCのボトルネック(負荷が集中している部分)】を見極めて設定を調整していくことが大切になります。
💻 PCスペック別のおすすめ調整基準
ご自身のPCがどのレベルに位置するかで、設定の自由度が大きく変わってきます。
| スペックレベル | VRAM/RAM目安 | CPU目安 | 基本の調整方針 |
| エントリー | VRAM 6GB未満 / RAM 16GB | 4コア/8スレッド程度 | 【全設定を最低】にし、後述のテクスチャ設定のみRAMに合わせて調整。高負荷マップは避ける選択肢も。 |
| ミドル | VRAM 8GB / RAM 32GB | 6コア/12スレッド程度 | 描画距離など索敵に有利な設定は残し、影やアンチエイリアスなどの【重い負荷は切る】。最もバランス調整が重要な層。 |
| ハイエンド | VRAM 12GB以上 / RAM 32GB以上 | 8コア/16スレッド程度 | テクスチャ品質やシャープネスなどを上げ、視認性を向上させつつ、FPS上限を目指す。 |
多くのプレイヤーが採用しているのは、ミドルスペック層での【パフォーマンスと視認性の両立】を目指す設定ですね。
テクスチャ品質と影の設定でグラフィックボード(GPU)の負荷を抑える
グラフィック設定の中でも、PCへの負荷が非常に大きいのが【テクスチャ品質】と【影の品質】です。これらは主にGPU(グラフィックボード)とVRAM(グラボのメモリ)に影響を与えます。
🖼 テクスチャ品質(Texture Quality)
テクスチャ品質は、ゲーム内の壁や地面、オブジェクトの表面の【詳細さ】を決定します。
| 設定項目 | おすすめ設定 | 調整のポイント |
| テクスチャ品質 | 中〜高(Medium〜High) | VRAM(グラボのメモリ)が不足するとスタッター(カクつき)の原因になるため、VRAM容量に合わせて選択します。 |
| Street of Tarkovテクスチャ解像度モード | オン(On) | このオプションは、特に高負荷なマップ「Street of Tarkov」でのテクスチャ解像度を下げることで、VRAMの消費を抑え、FPSを改善する機能です。FPS安定のためにオンを推奨します。 |
もしVRAMが8GB以上あり、RAM(システムメモリ)が32GBある場合は「高(High)」も試す価値はあります。しかし、一般的には「中(Medium)」でも十分見やすい視認性を保てるとされていますね。
⚫ 影の品質(Shadow Quality)
影は、リアルな立体感を生み出す要素ですが、非常に【GPU負荷が高い】項目です。
- 影の品質(Shadow Quality): 基本的に低(Low)を選択することを強くおすすめします。影の品質を高くしても、索敵面でのメリットはほとんどなく、純粋にFPSを大きく低下させる要因となります。
- 草の影(Grass Shadows): オフ(Off)を推奨します。これも環境のリアリティを増すための機能であり、FPSを少しでも稼ぎたいなら切るべき項目です。
影を低設定にすることで、遠くの敵や物資がよりハッキリと見え、逆に【索敵に有利になる】という意見もあります。
描画距離と遠距離オブジェクトの品質は見やすい索敵に影響する?
索敵のしやすさに直結する重要な設定が、【描画距離】と【遠距離オブジェクトの品質】です。これらの設定は、マップの奥の敵や物資、そしてランドマークの表示に大きく関わってきます。
🗺 描画距離(Overall Visibility)
描画距離は、地形や建物などの大規模なオブジェクトが描画される最大距離を決定します。
- 描画距離: 私のおすすめは【1000】です。タルコフのマップは広大ですが、1000メートルあれば、通常の交戦距離やランドマークの認識に必要な距離はほぼカバーできると考えられます。
この値を必要以上に上げすぎると、レイド開始時やマップを移動する際の【スタッター(一時的な停止)】の原因になりやすくなります。逆に下げすぎると、遠くの敵や物資が画面に表示されないリスクが出てくるので、1000がバランスの良い設定だとされています。
📐 遠距離オブジェクトの品質(LOD Quality)
LOD(Level of Detail)は、オブジェクトが遠ざかるにつれて描画の精度を下げることで負荷を軽減する機能ですが、この【遠距離オブジェクトの品質】設定は、その精度の下がり具合を調整します。
- 遠距離オブジェクトの品質(LOD Quality): おすすめの値は【2】です。
- この値が低いと、遠くの物資や隠しスタッシュ、遠くのプレイヤーの表示が極端に遅れたり、形状がおかしくなったりすることがあります。
- 2に設定することで、遠距離でも重要なオブジェクトの表示が安定し、【見やすい索敵】をサポートしてくれる効果が期待できます。
設定値を上げるほどCPUに負荷がかかりやすくなる傾向があるため、ここもバランスが大切です。FPSが安定しているなら2.5〜3.0も試してみる価値はあるでしょう。
余計な機能はオフに!ノイズ、Z-Blur、色収差を削除する理由
ゲームの雰囲気やリアリティを高めるために存在するグラフィック設定の中には、FPSを低下させるだけでなく、索敵を妨害するものもあります。これらは【真っ先にオフにすべき】項目と言えます。
💡 視認性低下に繋がるエフェクト
| 設定項目 | おすすめ設定 | オフにする理由 |
| Z-Blur | オフ(Off) | 画面がぼやけるエフェクトで、主に移動時や被弾時に適用されます。画面全体が不鮮明になり、【索敵を妨害】するため、必ずオフにしましょう。 |
| 色収差(Chromatic Aberrations) | オフ(Off) | 画面の端で色ずれを起こす古いカメラのようなエフェクトです。これも画面の見やすいさを著しく低下させるため、オフが推奨されます。 |
| ノイズ(Noise) | オフ(Off) | 画面全体にザラザラとした【ノイズ】を付加するエフェクトです。雰囲気を出すためのものですが、静止している敵やわずかな動きを捉える際に邪魔になるため、オフにすべきです。 |
これらの項目は、PC負荷はそれほど高くないかもしれませんが、プレイヤー自身の視認性を低下させるデメリットが大きいため、基本的にプロや上級者ほどオフにしています。
🌬 その他の雰囲気作り系エフェクト
- ハイクオリティカラー(High Quality Color): オフを推奨します。色表現が豊かになる反面、FPSが低下する可能性があるため、FPS優先ならオフで問題ありません。
- 草の影(Grass Shadows): 繰り返しになりますが、オフを推奨します。地面の影がなくなり不自然に見えるかもしれませんが、FPS優先です。
これらの設定を切ることで、ゲームの見た目は少し簡素になるかもしれませんが、【純粋な競技性】と【安定した動作】を確保できます。
プロも利用するNVIDIA Reflexローレイテンシーをオンにするメリット
FPS(フレームレート)を上げるだけでなく、【入力遅延(レイテンシー)】を減らすことは、タルコフのようなコンマ数秒の反応が勝敗を分けるゲームでは非常に重要です。そこで活躍するのが【NVIDIA Reflexローレイテンシー】機能です。
🚀 NVIDIA Reflexの仕組みと効果
NVIDIA Reflexは、グラフィックボードがNVIDIA製(GeForce GTX 900シリーズ以降)のPCで利用できる技術です。
この技術は、CPUが次のフレームを準備するタイミングとGPUがそれを描画するタイミングを最適化し、マウスやキーボードでの操作から、その結果が画面に表示されるまでの時間(システムレイテンシー)を短縮する効果があります。
- NVIDIA Reflex ローレイテンシー(NVIDIA Reflex Low Latency):
- おすすめ設定:オン(On)またはオン + Boost(On + Boost)
この機能をオンにすることで、特にCPU負荷が高い状況や、FPSが100を切るような状況下で【入力遅延が大幅に改善される】とされています。設定を「オン + Boost」にすると、GPUが低い負荷状態でも動作周波数を高く維持しようとするため、さらなる遅延短縮が期待できますが、その分消費電力が増える点は知っておくと良いかもしれません。
多くのプロプレイヤーや配信者がこの機能を活用しており、私自身もタルコフにおいてはオンにすることを強く推奨します!
💻 外部設定による更なる最適化
タルコフのゲーム内設定とは別に、PCの【NVIDIA設定(コントロールパネル)】からもさらにレイテンシーを最適化できます。
- 最大フレームレート(Max Frame Rate): 多くのプレイヤーは、リフレッシュレート(Hz)のマイナス3やマイナス10程度の値に設定しています。例えば、モニターが144Hzなら141FPSなどに設定することで、システムレイテンシーのブレを抑える効果があるとされています。
- 低遅延モード(Low Latency Mode): ウルトラ(Ultra)に設定することで、さらに遅延を最小限に抑えることが期待されます。ただし、これはゲーム内のReflex機能と組み合わせて使用する際に、どちらがより効果的か、または干渉しないかを検証することが推奨されます。
これらの外部設定は、FPSを上げるというよりも体感的な応答性を向上させるために重要な調整項目です。
設定をミスした時にすぐに初期値に戻るための方法
グラフィック設定を色々と試行錯誤していると、「あれ?前の設定のほうが良かったかも」「間違えて変な項目を触っちゃった!」となることはよくありますよね。
特に、FPSが大幅に下がってしまったり、画面表示がおかしくなってしまった場合、すぐに元の状態に戻ることができれば安心です。
🔄 ゲーム内での設定をリセットする手順
タルコフには、グラフィック設定などをまとめて初期状態に戻す機能が搭載されています。この機能は覚えておくと非常に便利です。
- レイドに入っていない状態で、メインメニュー画面の下部にある【歯車マーク】をクリックします。これが設定画面を開くボタンです。
- 設定画面が開いたら、画面左側のタブから「グラフィック」を選択します。
- 画面右下、または設定項目の下部をよく見ると、【既定の設定に戻す(Reset to default)】のようなボタンがあるはずです。
- このボタンをクリックすると、現在のグラフィック設定がすべて初期値に戻されます。
ただし、この操作は【グラフィック設定】だけでなく、【ゲーム】や【サウンド】などの設定も初期値に戻してしまう可能性があるため、他の設定でこだわりがある場合は、リセット前にメモを取っておくことをおすすめします。
💾 最終手段!設定ファイルを直接編集・削除する
もしゲーム内のリセット機能を使っても、予期せぬ挙動が直らない場合や、完全にクリーンな状態から設定をやり直したい場合は、【設定ファイル】を直接操作するという最終手段もあります。
タルコフの設定ファイルは、PCのローカルフォルダ内に保存されています。
- 保存場所の例:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Battlestate Games\Escape from Tarkov\Settings
このフォルダ内にある設定ファイル(JSONファイルなど)をバックアップとして別の場所にコピーするか、削除することで、ゲームを起動した際に【完全に初期状態の新しい設定ファイル】が自動で生成されます。
ただし、ファイルを直接操作するのはPC操作に慣れている方のみに推奨される方法であり、誤ったファイルを削除するとゲームに不具合が出るリスクもゼロではありません。まずは【ゲーム内のリセット機能】を使うのが一番安全な戻る方法ですよ!
視認性を極めるタルコフ グラフィック設定と外部ツール
・戦闘中に敵を確実に捉えるためのアンチエイリアシングおすすめ設定
・画面の暗さ・見づらさを解消!PostFXを使った画面の輝度と色の調整
・見やすい画面を実現するシャープネス設定のベストバランスとは?
・FPSを維持しながらランドマークや隠しスタッシュが識別しやすくなる設定
・プロゲーマーは必ず調整するNVIDIA設定(コントロールパネル)の最適化
・タルコフのサウンド設定おすすめ!バイノーラルオーディオは使用すべきか?
戦闘中に敵を確実に捉えるためのアンチエイリアシングおすすめ設定
タルコフは索敵が命!遠くの敵や、木の葉のわずかな動きを見逃さないためにも、画面のギザギザ(ジャギー)を滑らかにする【アンチエイリアシング】の設定は重要です。ただし、この設定はFPSにも大きく影響するので、バランスが大切になります。
🌿 アンチエイリアシング(Anti-aliasing)とは
アンチエイリアシングは、斜めの線や曲線の境界に現れるピクセルの階段状のギザギザを目立たなくし、滑らかに見せる技術です。このギザギザが残っていると、遠距離の敵や小さなオブジェクトがチカチカと不自然に見えたり、動いているように錯覚したりして、正確な索敵を妨げてしまうことがあります。
🔎 おすすめ設定は「TAA」一択!
タルコフで設定できるアンチエイリアシングの選択肢の中で、私がおすすめするのは【TAA(Temporal Anti-aliasing)】です。
| 設定項目 | おすすめ設定 | 特徴とメリット |
| アンチエイリアシング | TAA | 画面のギザギザを効果的に除去しつつ、他の設定よりも【パフォーマンスへの影響が比較的軽微】な傾向にあります。特に遠くの細い線や茂みのチカつきを抑えるのに役立ちます。 |
- TAA Highは、TAAよりもさらに画質は向上しますが、FPSの低下も大きくなる傾向があるため、よほどPCスペックに余裕がない限りは、標準のTAAがおすすめです。
- FXAAやSSAAなどの他の方式は、動作が不安定になったり、フレームレートの低下が大きすぎたりする可能性があるため、タルコフにおいてはTAAがプロを含む多くのプレイヤーに支持されています。
👻 TAA特有の「ゴースト現象」に注意
TAAのデメリットとして、【ゴースト現象(Ghosting)】や【残像】が発生することがあります。これは、動くオブジェクトの周辺に前のフレームの残像がわずかに残ってしまう現象です。
これはTAAの仕組み上避けられない部分もありますが、後述する【シャープネス】設定を適切に調整することで、見やすい画面と残像感のバランスを取ることが可能になります。
画面の暗さ・見づらさを解消!PostFXを使った画面の輝度と色の調整
「タルコフのマップは全体的に暗い」「影の中の敵が見えない」と感じたことはありませんか?これはゲームの雰囲気を出すためのものですが、競技性を考えると、影の中の敵も見つけられる【見やすい画面】に調整したいですよね。
そのための最強のツールが、ゲーム内の設定項目にある【PostFX】です。
✨ PostFXとは?
PostFX(ポストエフェクト)は、ゲーム内で描画された後の画面全体に対して、色味、明るさ、コントラストなどを調整するための機能です。
この機能を使えば、外部ソフト(ReShadeなど)を使うことなく、ゲーム内の標準機能だけで画面の見やすいさを大幅に向上させることができます。
🎨 PostFXのおすすめ調整ポイント
PostFXの調整は、プレイヤー個人のモニターや好みに依存しますが、影の中の視認性を上げるための基本的な調整方針は共通しています。
| 調整項目 | 目的とおすすめの方向性 |
| 明るさ(Brightness) | 画面全体の明るさ。上げすぎると白飛びするため、控えめに。 |
| 彩度(Saturation) | 色の鮮やかさ。適度に上げると、装備や背景の色が鮮明になり、見やすいくなる傾向があります。 |
| クラリティ(Clarity) | 画面のディテールを強調する効果。上げすぎるとノイズが増えるので注意が必要です。 |
| 鮮やかさ(Colorfulness) | 彩度と似ていますが、色の飽和度を調整します。 |
| コントラスト(Contrast) | 明るい部分と暗い部分の差。下げると暗い部分が明るくなり影の中が見やすくなりますが、上げすぎると黒つぶれ・白飛びします。 |
【コントラストを下げることで、暗い部分を持ち上げる】のが、影の中の敵を発見しやすくするための重要なテクニックの一つです。ただし、コントラストを下げすぎると画面全体がぼやけてしまうため、少しずつ調整し、カスタムプロファイル(例えば「コヨーテ」など)の中から、自分の目に合うものをベースにするのがおすすめです。
見やすい画面を実現するシャープネス設定のベストバランスとは?
アンチエイリアシングで画面を滑らかにした後に、今度は画面の輪郭を際立たせてディテールを強調するのが【シャープネス】の役割です。この設定も、見やすい索敵を行う上で非常に重要になります。
🔪 シャープネス(Sharpening)の役割
シャープネスは、輪郭を強調することで画面の見やすいさ(特にディテール)を向上させます。
ただし、シャープネスを上げすぎると、アンチエイリアシングでせっかく滑らかにした輪郭が再び強調されてギザギザに見えたり、ノイズが目立ちやすくなったりするデメリットがあります。
🔍 おすすめのシャープネス値
- シャープネス: 1.0から1.2程度がおすすめです。
データベースにもあるように【1】をベースとして、アンチエイリアシングにTAAを使用している場合は、そのTAAによる残像感を軽減するために1.1や1.2など、わずかに値を上げてみるのが良いでしょう。
重要なのは、「画面全体がギザギザにならないギリギリのラインを見つけること」です。
- まず、アンチエイリアシングをTAAに設定します。
- シャープネスを1.0に設定した状態でレイドに入り、遠くの木の枝やフェンスなどの細い線を観察します。
- 残像感が気になるようであれば、0.1ずつ慎重に値を上げていき、画面がチカチカし始めない最適な値を探します。
この調整は、ご使用のモニターの解像度や種類(TN、IPS、OLEDなど)によっても最適な値が変わってくるため、ぜひご自身で試してみてください。
FPSを維持しながらランドマークや隠しスタッシュが識別しやすくなる設定
FPSを維持しつつ、ランドマーク(目印となる大きな建物や地形)や、マップ上の【隠しスタッシュ】などの重要なオブジェクトを見やすいく識別できるようにする設定テクニックがあります。
👁 遠距離のオブジェクト表示設定
これは前述の設定と関連しますが、索敵のしやすさに直結するため、非常に重要です。
| 設定項目 | 調整目的 | FPS維持と索敵の両立ポイント |
| 描画距離(Overall Visibility) | ランドマークの表示距離 | 【1000】に設定し、長距離の目標やスナイパーポジションを視認できるようにします。これにより、マップ全体を見渡した際の状況把握が容易になります。 |
| 遠距離オブジェクトの品質(LOD Quality) | 隠しスタッシュなどの詳細表示 | 【2.0】に設定することで、遠距離にある小さな隠しスタッシュや、敵が隠れているブッシュ(茂み)の形が崩れにくくなり、正確な識別をサポートします。 |
これらの設定を低すぎると、「スタッシュや物資が近くに来るまで画面に表示されない」という致命的な事態になりかねません。FPSを稼ぐためとはいえ、これらは競技性と直結するため、上記程度の値を確保するのがおすすめです。
🌲 雲の品質とアンビエントオクルージョン
- 雲の品質(Cloud Quality): 低(Low)またはオフ(Off)を推奨します。雲の品質はレイド中の天候に影響しますが、FPSへの影響も無視できません。低設定でも問題なくゲームは進行します。
- HBAO(Ambient Occlusion): これは、オブジェクトの隙間などに影を落とし、立体感を出す設定です。オフ(Off)を推奨します。HBAOはFPSを大きく低下させる傾向があり、競技性においてはほとんどメリットがないためです。これをオフにすることで、影の中の敵の輪郭もかえって見やすいくなるという意見もあります。
プロゲーマーは必ず調整するNVIDIA設定(コントロールパネル)の最適化
タルコフのゲーム内設定を最適化した後、さらに一歩進んだパフォーマンス向上を目指すなら、PC側(外部)の設定、特に【NVIDIA設定(NVIDIAコントロールパネル)】の調整が不可欠です。
プロを含む上級者の多くは、この外部設定を活用して、ゲームの動作をさらに軽くしています。
🖥️ 外部設定の重要性
NVIDIAコントロールパネルの設定は、ゲーム内設定よりもPCのハードウェア制御に近い部分を調整できます。特に、前述の【NVIDIA Reflexローレイテンシー】と合わせて使うことで、FPSの安定性や応答性を最大化できます。
⚙️ 最適化すべきNVIDIA設定項目
| 設定項目 | おすすめ設定 | 目的と効果 |
| 低遅延モード(Low Latency Mode) | ウルトラ(Ultra) | システムの入力遅延を最小限に抑える機能です。タルコフのようにシビアな応答性が求められるゲームで有効ですが、一部環境で不安定になる場合は「オン」にすることも検討されます。 |
| 最大フレームレート(Max Frame Rate) | モニターのリフレッシュレート – 3 | FPSの上限を設定します。例えば144Hzモニターなら141FPSなどに設定することで、フレームの急激な変化(スパイク)を防ぎ、【フレームレートの安定化】に繋がるとされています。 |
| 電源管理モード(Power management mode) | パフォーマンス最大化を優先 | GPUを常に最高のパフォーマンスで動作させようとする設定です。消費電力は増えますが、一貫した高いFPSを維持するためにおすすめです。 |
| テクスチャ フィルタリング – 品質 | ハイ パフォーマンス | GPUの負荷を下げ、FPSを稼ぐための設定です。画質は少し低下しますが、パフォーマンス優先なら必須の設定です。 |
これらの設定は、基本的に【パフォーマンス最優先】で調整していきます。設定を変更した際は、【適用】をクリックするのを忘れないようにしてくださいね。
タルコフのサウンド設定おすすめ!バイノーラルオーディオは使用すべきか?
グラフィック設定に注目しがちですが、タルコフでは【サウンド】も索敵においてグラフィックと同等以上に重要です。足音や銃声で敵の位置を正確に把握できるかが、生き残るカギになります。
🎧 サウンド設定の重要項目
タルコフのサウンド設定で調整すべきは主に以下の2点です。
- レイド終了時の音楽(End of Raid Music)
- バイノーラルオーディオ(Binaural Audio)
🎵 レイド終了時の音楽はオフがおすすめ
- レイド終了時の音楽: オフ(Off)を推奨します。
脱出成功・失敗に関わらず、レイド終了と同時に大音量の音楽が流れます。これは精神的に驚く要素となるだけでなく、もしボイスチャットやDiscordなどで会話している際に、急な大音量が迷惑になる可能性があるため、多くのプレイヤーがオフに設定しています。
👂 バイノーラルオーディオは「お好み」で検証を
バイノーラルオーディオは、ゲーム内の音響を【現実世界の立体的な聞こえ方】に近づけ、音の方向や高低差をより正確に把握できるようにする機能です。
- バイノーラルオーディオ: お好みで設定を試すことをおすすめします。
導入当初、この機能は音の方向性がおかしくなったり、音の遅延が発生したりする不具合が報告されていましたが、アップデートにより改善されている傾向にあります。
- オンのメリット: 正しく機能すれば、階上や階下の敵の足音、左右だけでなく前後の音の定位がよりリアルになり、索敵の精度が向上します。
- オフのメリット: 昔ながらの音の聞こえ方に慣れている人にとっては、オフの方が安定して音が聞き取りやすく感じる場合もあります。
設定は個人の慣れや使用しているヘッドセットに依存する部分が大きいため、【トレーニングモード】や低リスクのレイドでオンとオフの両方を試して、【一番正確に敵の位置を把握できると感じる方】を選ぶのが最善の選択肢となります。
【タルコフに最適なグラフィック設定】の総括
・設定を下げすぎると逆にCPU負荷が高まりFPSが不安定になる場合がある
・テクスチャ品質はVRAM容量に合わせて中〜高に設定し安定性を確保する
・特に高負荷なマップ向けにStreet of Tarkovテクスチャ解像度モードをオンにする
・影の品質はGPU負荷が非常に高いため索敵に有利な低設定を強く推奨する
・草の影などリアリティを高めるだけの余分な機能はFPS優先でオフにする
・描画距離は広大なマップでの索敵に必要な【1000】がバランスの取れたおすすめ値である
・遠距離オブジェクトの品質は隠しスタッシュ識別のため【2.0】以上を推奨する
・Z-Blurや色収差、ノイズは視認性を妨害するため真っ先にすべてオフにする
・NVIDIA Reflexローレイテンシーをオンにして入力遅延を大幅に改善する
・NVIDIA設定で低遅延モードをウルトラにし応答性を最大限に高める
・NVIDIA設定で最大フレームレートをモニターのリフレッシュレートより低く設定する
・PostFXでコントラストを下げて暗い部分を持ち上げ影の中の敵を見やすくする
・アンチエイリアシングはパフォーマンスへの影響が軽微なTAA一択を推奨する
・シャープネスはTAAによる残像感を抑えるため1.0〜1.2程度で調整する
・バイノーラルオーディオは音の方向性が変わるため好みや慣れで検証すべきである
・設定ミスでFPSが下がった場合はゲーム内のリセット機能で初期値に戻すことができる
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