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都市伝説解体センター攻略|推理と選択肢のコツ&エンディング考察

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都市伝説解体センター攻略|推理と選択肢のコツ&エンディング考察
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都市伝説解体センターの攻略情報を探していると、推理パートで詰まりそうだなとか、選択肢を間違えると取り返しがつかないのでは…と不安になることもあると思います。
どの程度ネタバレを踏めばいいのか迷っている人も多いはずです。

この記事では、ゲームの基本的な流れから、SNS調査や探索パートのコツ、推理パートでの考え方、さらにエンディング周りの伏線やイルミナカードまで、実際のプレイ感に近い視点でまとめていきます。
前半は雰囲気や進め方を中心に、後半にかけて徐々にネタバレ度を上げていく形なので、知りたい深さにあわせて読み進めてもらえれば大丈夫です。

これから都市伝説解体センターを始める人も、すでに一度クリアしていてエンディングの解釈を深めたい人も、もう少しだけ世界を味わい尽くせるように、私なりの視点で分かりやすく整理していきます。

この記事でわかること

・第1話から最終話までの流れとSNS調査や探索パートの進め方が分かる
・推理パートで迷わないための考え方や選択肢を選ぶコツが整理できる
・伏線やイルミナカードを含む物語全体の構造やエンディング考察の軸がつかめる
・プレイ時間の目安やトロフィー取得、周回プレイの楽しみ方まで把握できる

★目次をチェックして目的の情報へ飛んで下さい。
★時間のない方は本文の下の方に簡潔な「まとめ情報」もあります。

タップできる目次
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都市伝説解体センター攻略の基本ポイント

・都市伝説と1話の導入をやさしく解説
・SNS調査と探索パートの進め方
・推理パートの考察と選択肢のコツ
・エンディングに向けた伏線の楽しみ方
・プレイ時間の目安とおすすめ進行ルート
・初心者向け都市伝説モチーフの元ネタ紹介

●具体的なネタバレは後半にあります。

都市伝説と1話の導入をやさしく解説

「都市伝説解体センター」は、いろいろな噂話や怪談がネットで拡散されていく現代を舞台にしたミステリーアドベンチャーです。プレイヤーは、都市伝説の真相を調査して「解体」する民間組織・都市伝説解体センターの新人調査員、福来あざみとして物語を進めていきます。ホラーゲームというよりは、会話や情報から事実を組み立てていくタイプの作品で、怖さよりも「なるほど」と思えるロジックの気持ちよさが前面に出ている印象です。

センターには、あざみの上司となるセンター長の廻屋渉(めぐりや あゆむ)、一緒に現場へ出てくれる先輩調査員の止木休美(とまり すみ)、通称ジャスミンなど、癖は強いけれど頼りになるメンバーが揃っています。あざみ自身は、人の残留思念が見えてしまう「念視」という体質を持っていて、これがゲーム中の調査や推理で大きな役割を果たします。念視で見える「影」や「残像」は、事件の真相に直接関わるヒントになっていることが多いので、ストーリーを追ううえでも重要なポイントになってきます。

あざみは、もともとこの能力に悩まされてきた人物で、「普通に生きたいのに、見えてはいけないものが視えてしまう」というコンプレックスを抱えています。そんな彼女が、都市伝説解体センターという組織に出会い、「悩みの種だった力を、人を助けるために使える場所」を見つけるところから物語が始まります。自分の弱点だと思っていたものが物語の武器になっていく流れは、キャラクターもののドラマとしてもかなり熱い部分だと思います。

物語は、連続ドラマのように全6話構成で進みます。その1話目が「闇から覗く目」。ここでは、インフルエンサーの清水栄子と、その友人である大学生の佐藤美桜の部屋で起きた不可解な出来事がテーマになります。とつぜん部屋の中に現れた「赤いフードの男」が、まるで都市伝説の怪異のように語られ始め、SNSを通じて一気に広まっていく、という流れです。

美桜と栄子は、表向きは仲の良い友人ですが、話を進めていくと、フォロワー数や配信のノリをめぐる微妙な温度差が見えてきます。栄子は影響力のあるインフルエンサーで、「バズるネタ」をしょっちゅう探しているタイプ。一方の美桜は、そこまでノリきれない部分もありつつ、友人付き合いの延長で配信に付き合っているような距離感です。この関係性が、赤いフードの男という都市伝説の形を決めていくうえで、かなり重要な要素になっています。

第1話は、プレイヤーにゲームの基本的な流れや雰囲気をつかんでもらう位置づけになっていて、

  • SNSで噂を追う
  • 依頼人や関係者に話を聞く
  • 現場の部屋を調べる
  • 集めた情報を元に都市伝説の正体を推理する

という「都市伝説解体センター」のおおまかなゲームサイクルが一通り体験できます。とくに、被害者である美桜の部屋のレイアウトや、栄子の投稿内容が、のちの推理で鍵になる流れは、最初の話からけっこう本格的です。

1話の中でも、時間経過に合わせてSNS上の空気が変わっていく様子が描かれているのが印象的です。事件直後は「怖い」「大丈夫?」といった心配の声が中心ですが、やがて「自作自演ではないか」「ネタなんじゃないか」といった疑いのコメントや、赤いフードの男を面白半分にネタにする投稿も増えていきます。単に怪異が怖いだけでなく、ネットの反応そのものが登場人物を追い詰めていく構図になっているところが、このゲームらしい部分かなと私としては感じています。

第1話の事件のポイントは、「本当に超常現象なのか」「それとも人間がやったことなのか」というところにあります。赤いフードの男は、まるで幽霊のように部屋の中に突然現れたと噂されていますが、調査を進めていくと、部屋の構造やベランダの位置関係、栄子の配信内容、美桜と栄子の関係性など、いかにも現実的な要素が少しずつ見えてきます。ここで、あざみの念視やSNSの投稿が「噂と現実のギャップ」を浮かび上がらせてくれるのが、1話の面白いところだと思います。

ネタバレを控えめにしつつ核心だけ触れると、赤いフードの男の正体は、「どこからともなく湧いてきた超常の怪異」ではありません。誰かが意図的に「怖いもの」として形作った存在であり、その動機の裏には、配信者としての承認欲求や、友人関係のいびつさが絡んでいます。怪異そのものは存在しなくても、「都市伝説として語られてしまった」という事実だけが、当事者たちの人生に深い傷を残す。その構図が、1話のエンディングでかなり生々しく突きつけられます。

また、1話のラストには、その事件だけでは終わらない大きな物語の伏線も少しずつ顔を出します。ニュース番組のワードや、廻屋の過去にちらっと触れる描写、SNSに現れる謎のアカウントなど、エンディングを迎えた時に「最初から仕込まれていたんだな」とわかる小さなヒントが並んでいて、ここから先の話を一気に見たくなる流れになっています。「怖い話をひとつ読んで終わり」ではなく、「ここから本番が始まるんだな」という感覚を、1話の段階できっちり味わえる構成になっていると感じました。


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SNS調査と探索パートの進め方

このゲームでまず特徴的なのが、事件の入り口になるSNS調査パートです。画面上には、X(旧Twitter)のようなタイムラインが表示されていて、都市伝説や事件に関する投稿を読みながら、重要そうなキーワードを拾っていくことになります。キーワードを検索すると、さらに新しい投稿が出てきて、噂がどのように広まっているのか、誰が最初に話題にしたのかが少しずつ見えてくる仕組みです。

SNS調査で意識しておきたいのは、「気になった単語は一度検索してみる」ということです。たとえば「赤いフード」「不審者」「上野の事件」など、ストーリーの中で何度も出てくる言葉は、そのまま放置せずに検索しておくと、新しい投稿や別の視点からの情報が見つかることが多いです。検索をサボると、都市伝説の輪郭が見えづらくなって、後の推理で「あれ、前提がよくわからないかも」と感じる場面が出てきやすくなります。

投稿はどんどん流れていくので、「全部読まないといけないのでは」と身構えてしまうかもしれませんが、重要な情報は何度か別の投稿でも繰り返されることが多いです。同じ名前・同じ場所が何度も出てくる投稿は、ストーリー上の重要度が高いことが多いので、そこを中心に追っていくと効率よく状況をつかみやすいです。逆に、一度しか出てこない単発ネタのような投稿は、世界観の厚みを出すための飾りであることも多いので、余裕があるときに読むくらいの感覚でも問題ないと思います。

あざみの能力である念視も、SNS調査と相性が良いです。重要な投稿は文字が揺れて見えたり、独特のエフェクトがかかるので、「情報が多くて追い切れない」という人でも、まずは念視で反応している投稿からチェックしていけば、最低限押さえておきたいポイントは拾いやすくなっています。全部の投稿を読み込むのが理想ですが、時間がないときは、念視で目立っている投稿を優先して読む、というメリハリをつけるのもありだと思います。

SNSパートでは、検索ワードの変化にも注目しておくと、物語を立体的に楽しみやすいです。最初は「赤いフードの男」といったストレートなワードが多いのに、炎上してくると「構ってちゃん」「やらせ疑惑」といった全く関係ないワードが増えてきたり、事件当事者の名前だけが切り取られて叩かれ始めたりします。ゲーム内のシステムとして追うだけでなく、「今このタイミングでこのワードが伸びているのは、誰が何を意図しているからなのか」という視点で眺めてみると、SNS調査パートそのものがひとつのドラマに見えてきます。

SNSパートが終わると、次は現場での探索パートに切り替わります。ここでは、

  • 依頼人や関係者に直接話を聞く会話パート
  • 部屋や周囲の空間を調べるフィールド探索パート
  • 念視で過去の痕跡を確認する特殊調査パート

の3つが絡み合う形になっています。同じ場所でも、普通に見た時と念視した時で見える情報が違うので、気になる場所はできるだけ一度は念視してみるというのが大事なコツです。とくに1話の美桜の部屋は、窓・カーテン・ベランダ・机の位置など、物理的な配置そのものが事件の真相に関わっているので、視点を変えながらくまなく調べておきたいところです。

探索パートの基本的な進め方としては、

  1. NPC全員に一通り話しかけて、会話がループするまで聞く
  2. 部屋の中を一周しながら、気になるポイントを調べる
  3. 念視モードで同じ場所をもう一度チェックする
  4. 新しい情報が出たら、一度会話に戻って反応を確認する

という順番で回していくと、取りこぼしが少なくなります。特に、会話はストーリーが進むごとに内容が変化するので、新しい証拠やキーワードを手に入れたら、そのタイミングで再度話しかけるクセをつけておくと安心です。

探索中に迷いやすいのは、「どこまで調べたら次へ進んでいいのか」というラインですが、このゲームは、必要な手掛かりがそろっていれば自然と会話やイベントが発生し、次のフェーズへ進むことが多いです。逆に、いつまでも話が進まないときは、まだ見ていない場所があるか、念視を使っていないポイントが残っている可能性が高いので、マップの端や細かいオブジェクトを改めて触ってみると道が開けやすいです。

また、探索のテンポを維持するために、「今知りたいこと」をはっきりさせておくのもおすすめです。赤いフードの男の事件であれば、「本当に部屋の中に入り込める構造なのか」「栄子が見せたかったものは何なのか」といった、その時点での疑問を書き出しておくと、どのオブジェクトから調べればいいかの優先順位をつけやすくなります。漠然と部屋をうろうろするよりも、「この疑問を解消する情報」を意識して探す方が、結果的に時間も短く済みます。

SNS調査と探索パートは、一見すると「作業」に感じる人もいるかもしれませんが、そこで拾った細かい情報が、後半の推理パートでしっかり効いてきます。「あのときの投稿はこのことだったのか」「あの家具の配置はこのためだったのか」とつながった瞬間が、都市伝説解体センターの醍醐味のひとつだと感じています。


推理パートの考察と選択肢のコツ

調査で集めた情報がそろってくると、いよいよ推理パートに入ります。ここでは、事件に関する質問に答えたり、証拠を選んだりしながら、「この都市伝説の正体は何なのか」「誰が何をしたのか」を整理していくことになります。いわゆる論理パズル的な要素が強いパートですね。

推理パートで大事なのは、感覚ではなく時系列と因果関係で考えることだと思います。例えば第1話なら、

  • 赤いフードの男が目撃されたタイミング
  • 栄子がSNSで投稿したタイミング
  • 美桜と栄子が部屋で何をしていた時間帯
  • 近所の住人が不審者を見た、という話が出てきた順番

といった情報を整理して、「どの証言がその場にいた人の話で、どれが噂の又聞きなのか」を切り分けていくと、自然と「ここは盛られている」「ここは事実っぽい」という線引きができてきます。

選択肢で迷ったときは、「その選択肢を選ぶと、誰が得をするのか」を考えてみるのも有効です。都市伝説解体センターでは、単純な殺人事件や心霊現象というより、「バズりたい人」「責任を押しつけたい人」「真相を隠したい人」など、それぞれの思惑が絡み合って事件が複雑になっているパターンが多いです。赤いフードの男の話でも、怖い怪異のように聞こえる話の裏に、「視聴者を増やしたい」「話題を作りたい」といった人間側の動機が見え隠れしてきます。

このゲームの推理パートは、選択を間違えた瞬間にゲームオーバーになるというより、会話の中でやんわり訂正してもらえる場面が多めです。「それはちょっと飛躍しすぎでは?」とツッコまれたり、「もう一度整理してみよう」と丁寧に戻してくれたりするので、推理ものがそこまで得意ではない人でもチャレンジしやすいバランスになっています。失敗を恐れず、とりあえず思いついた説を口にしてみるような気持ちで選択肢を選んでいくと、ゲーム側もそれに付き合ってくれる感じがあります。

一方で、「なんとなく雰囲気で選んでいたら正解してしまった」という状況も起こりがちなので、自分なりの根拠を持ちながら選ぶことを意識しておくと、ストーリーの満足度が変わってきます。選択肢を選ぶ前に、「この答えが正しいとしたら、さっきのあの証言はどういう意味だったのか」「この説は、あの現場描写と矛盾しないか」を軽く頭の中で確認しておくと、物語全体の理解も深まりやすいです。

また、推理パートでは、都市伝説そのものに対する視点も大事になってきます。単に「犯人は誰か」を当てるのではなく、「なぜこの噂がここまで広まったのか」「誰がどのように話を盛ったのか」「何が人々の恐怖を刺激したのか」を考えることで、選択肢の中で腑に落ちるものが見つかりやすくなります。赤いフードの男の話でいえば、赤い色やフードという記号性、配信映えするシルエットなど、人々が拡散したくなる要素がきちんと組み込まれているので、「ただの偶然ではなく、誰かが意図的に『都市伝説らしく』見せていたのでは?」という視点を持っておくと、正解に近づきやすいです。

周回プレイをするときは、あえて明らかに変な選択肢を選んでみるのも楽しみ方のひとつです。キャラクターの意外な一面が見えたり、「そんな考察はさすがにないでしょ」といったノリでツッコミを入れてくれたりするので、本筋の推理とは別に、小さなご褒美シーンのような感覚で味わえます。1周目は素直に正解を目指して、2周目以降に遊び心のある選択肢を試す、という遊び方もありかなと私としては感じています。


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エンディングに向けた伏線の楽しみ方

都市伝説解体センターは、各話完結型のオムニバス形式でありながら、全体を通して一本の大きな物語が走っている構成になっています。1話の時点では、ただの単発エピソードに見える出来事が、話数を追うごとに「実はあの事件とつながっていたのでは?」と見えてくるのが、このゲームの一番おいしいところかもしれません。

全体の軸になっているのが、過去に世間を騒がせた「上野天誅事件」と、都市伝説系のまとめサイト「SAMEZIMA」の存在です。ゲーム中ではニュースのテロップや、SNSの過去ログ、キャラクターの会話など、さまざまな場所でこの事件とサイトの名前が登場します。最初のうちは背景情報のひとつに見えますが、物語が進むにつれて、センター長の廻屋渉や、あざみたちの依頼内容と深く絡んでいることがわかってきます。

各話のエンディングでは、事件が解決したあとに主題歌が流れ、その直後に次回以降の伏線になっている短いシーンが挟まれる構成になっています。たとえば、「特定のキャラクターの表情が一瞬だけ曇る」「モニターの隅にSAMEZIMAの画面が映っている」「上野天誅事件に関するニュースがさらっと流れる」など、一見すると見逃しそうな情報がしれっと置かれています。1周目の段階では気づかなくても、すべてクリアしたあとに見返すと、「ここでこんなことを匂わせていたのか」と再発見があっておもしろいです。

伏線の張り方は、派手な「どんでん返し」だけではなく、キャラクターの何気ない会話にも忍ばせてあります。例えば、「昔、似たような炎上事件があってさ」と軽く話しているシーンが、よくよく聞き直すと上野天誅事件のことを指していたり、冗談めかした一言が、のちの真相を遠回しに示していたりします。エンディングに向けて情報を積み重ねるタイプの物語が好きな人は、こうした細部を追いかけるだけでもかなり楽しめると思います。

エンディングに向けた伏線を楽しむコツとしては、以下のようなポイントを意識すると良いと思います。

  • ニュースやワイドショー風の演出が入ったら、テロップの文字や事件名をしっかり見る
  • SNSで語られる「過去の炎上」「誰かが叩かれていた話」は、後半の話とつながっていることが多い
  • 主要キャラの何気ない一言や、部屋の小物(写真立てやポスターなど)は、後の話のモチーフになっていることがある

最終話では、廻屋渉とSAMEZIMAの管理人、そして上野天誅事件の真相が一気につながっていきます。それまでに積み重なってきた伏線がかなり多いので、クリアしたあと、「もう一度1話から見返して、どこにヒントがあったのか探したくなる」という感想を持つ人も多いようです。特に、イルミナカードやエピローグでの描写は、続編やスピンオフを匂わせる要素が含まれていて、考察が好きな人ほどニヤリとできる仕掛けになっています。

エンディングをより楽しむためには、「とりあえず真相だけ分かればいい」ではなく、「どうしてここまで拗れてしまったのか」まで意識して追いかけるのがおすすめです。都市伝説解体センターの事件は、どれも単なる怪異ではなく、誰かの恐怖や怒り、自己保身や承認欲求が絡み合って生まれたものとして描かれています。その感情が、最終的に廻屋やセンターという組織のあり方にどう返ってくるのかを見届けると、エンディングの余韻がだいぶ変わってくると思います。


プレイ時間の目安とおすすめ進行ルート

プレイ時間については、実際に遊んだ人の声を聞いていると、だいたい10〜12時間前後でエンディングまで到達したという感想が多いです。テキストをじっくり読み込むかどうか、推理パートでどれくらい迷うかによって増減はありますが、アドベンチャーゲームとしてはかなりコンパクトな部類に入ると思います。1話あたりにするとおおよそ1〜2時間くらいのボリュームで、平日の夜に1話ずつ進めていくスタイルとも相性が良い長さです。

プレイ感覚としては、「ミステリ小説1冊を数日に分けて読む」くらいのテンポに近いかなと感じました。1話ごとにしっかり起承転結がありつつ、最後に次回へつながる引きも用意されているので、「今日はここまでにしておこう」と思いつつも、「続きだけちょっと覗こうかな…」と次の話を始めてしまうことも多いと思います。

進行ルート自体は基本的に完全な一本道で、どの順番で事件を解決していくかを選ぶタイプのゲームではありません。そのぶん、「どこから手をつけるかで悩む」ということはなく、画面の指示にしたがって調査を進めていけば、自然と次の話へつながるように設計されています。なので、このゲームに関しては「おすすめルート」というより、「おすすめの遊び方」を意識した方が、満足度が高くなりやすい印象です。

個人的にやりやすいかなと思う進め方を挙げておくと、

  1. 1話〜2話は、できれば続けてプレイする
    • キャラクター紹介と世界観の説明がまとまっているので、一気にやった方が把握しやすいです。
  2. 3話〜5話は、1日1話ペースでゆっくり味わう
    • それぞれ違うタイプの都市伝説がテーマになっていて、読み物としても濃いので、間を空けた方が印象が整理しやすいです。
  3. 6話は、時間に余裕のあるときに一気に通す
    • 伏線回収と真相のラッシュで情報量が多いので、途中で区切るよりも、最初から最後までまとめて見た方が気持ちよく終われると思います。

また、周回プレイを考えている場合は、1周目では細かい隠し会話やイルミナカードなどをあえて追いすぎず、「とりあえず素直に物語を楽しむ」ことを優先した方が、結果的に2周目以降も新鮮に遊べるかなと感じました。1周目で全部の会話パターンを網羅しようとすると、それだけで時間がかかってしまいますし、推理の流れも細切れになりがちです。

プレイ時間があまり取れない人は、1回のセッションを30〜60分くらいに区切って、「今日はこのSNS調査が終わるまで」「今日は1件目の聞き込みが終わるまで」といった目標をざっくり決めておくと、ダラダラやりすぎずに済みます。セーブも細かくできるので、通勤時間や寝る前のちょっとしたスキマ時間で少しずつ進めていく遊び方にも向いていると思います。

都市伝説解体センターは、アクション操作がほとんどなく、読むことと考えることが中心のゲームです。集中力が切れているときに無理やり進めてしまうと、せっかくの伏線や細かい描写を見落としやすいので、「今日はしっかり読めそうだな」というタイミングで腰を据えて遊ぶのがおすすめです。


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初心者向け都市伝説モチーフの元ネタ紹介

タイトルどおり、このゲームの事件はどれも都市伝説や怪談をモチーフにした案件になっています。とはいえ、元ネタを知っていないと楽しめない、という作りではなく、「なんとなく聞いたことがあるかも」というレベルでも十分ついていけるバランスです。ここでは、ゲーム内でとくに印象的だったモチーフと、その背景になっていそうな話を、ネタバレになりすぎない範囲で簡単にまとめてみます。

まず、第1話の「闇から覗く目」で扱われる「赤いフードの男」は、典型的な不審者系の都市伝説の流れを踏襲しています。窓の外から誰かに覗かれている、写真に知らない人の姿が写り込んでいる、といったパターンは、昔からよくある怪談の形式ですね。この話では、それが家庭用カメラではなく配信画面越しに広まっていくことで、「ただの怖い体験談」から「みんなで消費するコンテンツ」へと変質していく様子が描かれています。こうした構図は、いわゆる「監視カメラの女」「ベランダに立つ男」のような噂話を連想させるところがあると思います。

中盤のエピソードでは、呪いの箱を思わせるモチーフが登場します。特定の条件で開けてしまうと呪いが降りかかる、箱を誰かに押しつけることで自分だけ助かろうとする、という構図は、日本のネット怪談で有名な「コトリバコ」を連想した人もいるかもしれません。ゲーム内でも、箱を巡って人間関係がどんどんこじれていく描写があり、単なるホラーアイテムではなく、「呪いを誰に押しつけるのか」という倫理的な問題まで含めて描かれているのが印象的でした。

終盤では、インターネット掲示板発祥の有名な未完の怪談をモチーフにしたような事件が扱われます。特定のスレッドや記事のタイトルを出すと「あの話ね」とピンとくる人も多いと思いますが、このゲームでは固有名を変えつつ、「話してはいけない、読んではいけない、とされている禁断の怪談」が、SNSとまとめサイト文化の中で加速していったらどうなるか、という形で描かれています。もともと伏せられていた怪談の「続き」を、誰かが勝手に補完し、また別の誰かが面白半分で拡散していく流れは、現代のネット文化をかなり生々しく反映しているように感じました。

もうひとつ、ゲームを通して何度も姿を変えて現れるのが、都市伝説を象徴するカードや記号のモチーフです。章ごとに手に入る特別なカードや、小さなアイテムとして繰り返し登場するモチーフがあり、それぞれの事件がバラバラではなく、大きな「ひとつの物語」のパーツになっていることを示しています。プレイを進めていくと、「このカードはどこまで計画的にばらまかれていたのか」「誰が、何の目的で配置していたのか」といった疑問が浮かんでくるので、エンディングまで見たあとに、もう一度各話のカードの位置を見直してみると、新しい発見があると思います。

カードの枚数や並び方について、特定の宗教的モチーフや予言のイメージと重ねて語る考察もあります。たとえば、「段階的に災いが訪れる」というイメージと、カードが揃っていく展開を重ねて読む人もいて、ゲームとしては明言されていない部分ですが、都市伝説らしい「解釈の余地」が設計されていると感じました。元ネタを知っている人ほど、「ここはあれを意識しているのかな?」と考えながら遊べるポイントだと思います。

都市伝説にあまり詳しくない人でも、ゲーム内で扱われているテーマは、

  • 不審者・覗き見系の恐怖
  • 呪いの道具や箱を巡る人間関係の崩壊
  • ネット掲示板やSNSで語られる「読んではいけない」系の怪談
  • 炎上やデマ拡散によって人生を壊された人たちの悲劇

といった形で、わかりやすく描かれています。逆に、もともと都市伝説が好きな人は、「この事件はあの話っぽいな」と元ネタを探しながら遊ぶのも楽しいと思います。とくに、上野天誅事件やSAMEZIMA周りの話は、ネット炎上史や実在の事件を連想させる部分もあり、現実とフィクションの境界が薄くなっていく感じが、かなり現代的な怖さとして効いてきます。

こうしたモチーフを押さえておくと、各話ごとの事件も「ただの一発ネタ」ではなく、「都市伝説という現象そのものを分解して見せる実験」のように感じられてきます。ゲームを進めながら、「この事件はどんな恐怖の構造を切り取っているのか」「誰がどの立場で物語を語り直しているのか」を意識してみると、都市伝説解体センターという作品の味わいがぐっと深まってくると思います。

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都市伝説解体センター攻略のやり込み要素

・トロフィー全取得を目指すコツ!
・クリア後に解放される要素と楽しみ方
・隠し要素とイルミナカード回収ガイド
・ふせったー連動で使えるパスワード整理
・周回プレイで深まるエンディング考察!
・都市伝説とキャラ関係を総まとめするQ&A

トロフィー全取得を目指すコツ!

まずはトロフィーまわりの全体像から整理しておきます。
都市伝説解体センターのトロフィーはすべてストーリー進行に紐づいていて、1周クリアすれば自然にコンプリートできる構成になっています。

トロフィー構成をざっくり把握しておく

PlayStation 5版では、トロフィーの内訳は以下のようになっています。

  • プラチナ:なし
  • ゴールド:6個
  • シルバー:0個
  • ブロンズ:0個

全部で6個のトロフィーがあり、いずれも各話のクリアに対応したゴールドトロフィーです。
対応している話数はこんな感じです。

  • 第1話「闇から覗く目」をクリア
  • 第2話「鏡像から迫る死」をクリア
  • 第3話「辺獄への階段」をクリア
  • 第4話「漏れ広がる邪悪」をクリア
  • 第5話「罪人の影」をクリア
  • 第6話「崩壊と審判」をクリア(全話クリア)

どのトロフィーも、特定の選択肢や取り逃し要素とは無関係で、「その話を最後まで進める」ことだけが条件になっています。
そのため、ストーリーを普通に読み進めるだけで、1周クリア=トロフィーコンプリートを狙いやすい作りになっています。

難易度・ゲームオーバー要素について

都市伝説解体センターは、いわゆる「間違えたら即ゲームオーバーでタイトルに戻される」タイプの作品ではありません。
推理パートで選択をミスしても、

  • 会話の流れが少し変わる
  • キャラにツッコまれつつ、もう一度整理し直す流れになる

といった形で、やり直しがかなり優しめになっています。

  • 選択肢を間違えても、その場で修正が入ることが多いです。
  • 取り返しのつかないバッドエンド分岐や、トロフィー条件を満たせなくなるようなペナルティは基本的にありません。
  • セーブも任意のタイミングで行えるので、気になる場面の前後でこまめにセーブしておくと安心です。

そのおかげで、トロフィー目的でも「正解を当て続けなきゃ」と構えすぎず、いろいろ選択肢を試しながら遊べるバランスになっています。

トロフィー取得までのおおよそのプレイ時間

プレイスタイルにもよりますが、1周クリアまでのプレイ時間はだいたい10〜15時間前後になる人が多いかなと思います。
私自身は、テキストをしっかり読みつつ進めてだいたい11時間前後でした。

イメージとしてはこんな感じです。

  • 文章を早送り気味に読み進める人:10〜12時間くらい
  • 会話や演出をじっくり味わう人:12〜15時間前後
  • メモを取りながら考察や寄り道を楽しむスタイル:15〜20時間近くかかることもある

どの遊び方でも、1周クリア=6個すべてのゴールドトロフィー獲得という流れになるので、時間さえ確保できればトロフィー的なハードルはかなり低めです。

トロフィー攻略の実用的なコツ

トロフィー自体はシンプルですが、プレイを快適にするための設定や進め方のコツはいくつかあります。

まずは設定まわりから整えておくと楽です。

  • メッセージ速度を自分の読む速さに合わせて調整する。
  • 既読スキップやオートモードを活用して、読み返しをラクにする。
  • 推理パートや分岐っぽい会話の前後で、セーブスロットを分けて残しておく。

特に、セーブデータを分けておくと、

  • 「この前の会話だけもう一度見直したい」
  • 「別ルートの反応も見てみたい」

といった時にすぐ戻れるので、周回プレイや会話コンプを狙うときにも役立ちます。

1周目と2周目の遊び方を分ける

トロフィー自体は1周で終わりますが、物語の性質的に2周目以降もかなり楽しめるタイプの作品です。
そのため、トロフィー狙いであっても、

  • 1周目:素直に推理しつつ、普通にエンディングまで到達する。
  • 2周目:エンディングの真相を踏まえて、「ポンコツプレイ」でわざと間違えながら遊ぶ。

というスタイルにすると、シナリオの伏線も拾いやすく、キャラのリアクションも存分に味わえます。

2周目では、あえて

  • 明らかに怪しい選択肢を選んでみる
  • 違う順番で調査したり、別の人物から話を聞いてみる

といった遊び方をすると、コミカルな掛け合いや、1周目では見なかったセリフがけっこう出てきます。
トロフィー的にはどの選択肢を通っても問題ないので、「物語を掘り下げるための周回」と割り切って遊ぶのがおすすめです。

トロフィー目的で意識しておくと便利なポイント

最後に、トロフィーを狙ううえで軽く覚えておくと便利なポイントをまとめておきます。

  • 難しい条件付きトロフィーは一切ないので、攻略チャートを横に置く必要はほぼない。
  • 選択肢をミスっても、その場でフォローが入ることが多く、やり直しのストレスが小さい。
  • 1話あたり1〜2時間前後のボリュームなので、「今日は1話分だけ進める」といった遊び方でも無理なくトロコンを目指せる。
  • 会話や演出をじっくり見たいタイプの人は、1周目の段階で「トロフィーも全部取れている」状態になりやすい。

こんな感じで、都市伝説解体センターのトロフィーは、作品を最後まで楽しめば自然と揃っているタイプの親切設計になっています。
「せっかくだから100%にしておきたいな」と思っている人も、あまり身構えずに物語に集中してもらえれば大丈夫かなと思います。


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クリア後に解放される要素と楽しみ方

都市伝説解体センターはクリア後に巨大な隠しダンジョンが出るタイプではなく、「チャプターセレクト」と「周回プレイ向きの作り」でじわじわ楽しむタイプのゲームです。

クリア後に特別なモードはある?

第6話「崩壊と審判」をクリアしてスタッフロールが流れたあと、ゲームはタイトル画面に戻るだけで、いわゆる「おまけモード」や「高難度モード」は現状用意されていません

ただし、

  • ラストでジャスミンが海外らしき場所で「新しいセンター」を訪れるエピローグが入り、
  • 廻屋渉=如月歩の物語がまだどこかで続いていることが示唆される

という形で、続編やスピンオフをうっすら期待させる締め方になっています。

「復旧」機能とチャプターセレクトの違い

クリア後に本格的にお世話になるのが、タイトル画面から選べる「OPTION」内の「復旧」機能です。

  • 「復旧」からは第2話〜第6話の冒頭を選んで再開できる
  • 第1話を最初からやり直したい場合は「NEW GAME」から再スタートする必要がある
  • もともとは進行不能バグ対策の救済機能として実装されたもの

という背景があり、使うとそれまでの進行状況が消える仕様になっています。

さらに、アップデートで正式なチャプターセレクト機能(Ver.1.3.0以降)が実装されており、こちらはより普通のADV寄りの作りで、話数を選び直しやすくなっています。

ポイント
周回目的で遊ぶ場合は、「復旧」を使う前に今のセーブデータを別スロットに残しておくと安心です。

2周目以降の楽しみ方

クリア後の最大の肝は、「真相を知ったうえでの再プレイ」です。メーカー側も意識しているのか、

  • わざと変な選択肢を選ぶ「ポンコツプレイ」をすると、あざみやジャスミンのコミカルなやり取りや黒歴史エピソードが見られる
  • 「あれ?この時点でこの人こんな顔してた?」みたいな、真相を知っていると意味が変わる台詞や演出がたくさん散りばめられている

といった仕掛けが随所にあります。

特に2周目で意識したいのは、

  • 廻屋渉の発言や視線
  • ジャスミンがあざみを「どう見ているか」分かるシーン
  • SAMEZIMA管理人のモノローグやイルミナカードの扱われ方

このあたりを「歩の視点」「あざみの視点」「ジャスミンの視点」を行ったり来たりしながら眺め直すと、ラストのどんでん返しに対する印象もけっこう変わってくるはずです。

クリア後にやると楽しいことリスト

クリア直後にやっておくと楽しいのは、

  • 気に入った話数だけチャプターセレクトで再プレイ
  • 後述するイルミナカードを6枚揃えてエンディング後の隠しメッセージを確認
  • 周回プレイでわざと推理を外してキャラの反応を楽しむ
  • エンディング周りの疑問点をメモしておき、2周目で「ここか!」と答え合わせする

あたりですね。ゲームとしての「クリア後要素」は控えめですが、物語の再読性という意味での楽しみ方はかなり濃い作品だと思います。


隠し要素とイルミナカード回収ガイド

都市伝説解体センターにおける代表的な隠し要素といえば「イルミナカード」です。ストーリーの縦軸を貫くモチーフでもあり、全6枚を集めることでエンディング後に追加のメッセージが解放される可能性があるとされています。

イルミナカードとは何か

作中では、ダークウェブ上のサイト「SAMEZIMA」に掲示されている「予言のカード」として登場します。

  • 元々はオカルトマニア・如月努の死を予言するために5ソサエティのメンバーが作った「ゼロ枚目」が存在し、
  • それを知った如月歩が復讐と扇動のために残りのカードを作り直した

という経緯が第6話の推理パートで示されています。

カードを手にした者に不幸が訪れる、という設定上、

  • 各話の事件現場や関係者のもとにカードが現れる
  • 主人公の福来あざみは、なぜか最初から「審判と崩壊」のカードを持っている

といった形で、物語の不穏さを象徴するアイテムになっています。

各話でのカードの扱われ方(ネタバレ注意)

イルミナカード6枚(+ゼロ枚目)は、作中でだいたい次のように扱われています。

  • 第1話
    • 栄子が「ベッドの下の男」の真相を暴かれたあと、退室する際に「闇から覗く目」のカードを落とし、それをあざみが拾う
  • 第2話
    • 配信者きのこがカードを持っていることを示唆し、事件解決後に「いらないから」とあざみに渡す
  • 第3話
    • ガスマスクが失踪した現場にカードが残されており、その後のシーンで廻屋&あざみの手元に渡っている
  • 第4話
    • エンディングで赤い箱の中からカードを回収する
  • 第5話
    • 黒沢のデスクにカードがあることが調査で分かり、エンディングでも同じ場所にある描写がある
  • 第6話
    • クローゼット調査でゼロ枚目のカードの存在が明かされる

このように、カードの入手自体はストーリー進行に組み込まれていて、取り逃しが発生しにくい構造になっています。ただし、一部の描写は演出寄りで、どのタイミングで「あざみの所有物としてカウントされるか」が明確に説明されていない箇所もあります。このあたりは作品側も雰囲気優先で処理している印象ですね。

6枚集めたときの「隠しメッセージ」

各章で見つかるイルミナカードを全6枚揃えた状態でエンディングを迎えると、スタッフロール後に追加メッセージが挟まる可能性があるとされています。

内容としては、

  • 新しいセンターの存在を匂わせたり
  • 歩やジャスミンのその後を連想させる短いテキスト

など、続編・スピンオフを想像させる「謎かけ」に近い演出になっているようです。現時点では公式に細かい条件が明示されているわけではないので、「6枚揃えてからラスボスに行くと何かあるかも」くらいのスタンスで捉えておくとよさそうです。

実際の回収プレイで気をつけたいこと

イルミナカードはストーリー進行に沿って自動的に増えていく側面が強いのですが、見落とし対策として意識しておきたいポイントをまとめておきます。

  • 事件解決後の会話シーンや演出中に床や机にカードが落ちているカットが挟まるので、テキスト送りを早くしすぎない
  • 自動取得かどうか分かりづらい場面もあるため、不安な場合は
    • メニューの確認
    • 特定のチャプターから再開してイベントを見直す
      などの方法で再チェックしておく
  • イルミナカードが関わるシーンは、SAMEZIMAサイトの説明やジマーの書き込みとセットで語られることが多いので、SNS調査パートのテキストも丁寧に読んでおく

イルミナカードは単なる収集要素というより、ゲーム全体の「予言と復讐」のテーマを象徴する装置になっているので、枚数だけでなくカードの絵柄や名前にも注目して眺めると、ラストの解釈がぐっと広がると思います。


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ふせったー連動で使えるパスワード整理

クリア後の細かいネタとしてよく話題になるのが、開発チーム・墓場文庫がふせったーで公開している限定投稿です。

ふせったー連動企画の概要

ふせったーは、X(旧Twitter)のポストに伏せ字を使ってネタバレを隠すための外部サービスで、特定の合言葉を知っている人だけが内容を読める機能があります。

都市伝説解体センターでは、墓場文庫の公式アカウントが「クリア者向け」のふせったー投稿を公開しており、

  • 「都市伝説解体センター クリア者の方へ」
  • 「合い言葉はみんなが使ってるアレ」

といったメッセージでパスワードのヒントを出しています。

パスワード候補と現在有力とされる答え

この「合い言葉はみんなが使ってるアレ」に対して、プレイヤー間ではさまざまな推測が出ていましたが、現在もっとも有力視されている答えは「如月歩」です。

  • 作中で繰り返し名前が登場する
  • 廻屋渉=如月歩=福来あざみという構図の「核」になっている
  • ゲームをプレイしていれば必ず耳にする名前である

といった理由から、クリア者であれば自然と辿り着けるワードとしてしっくりくる、という声が多いですね。

公式側は「合言葉に関する質問には答えられません」としたうえでヒントだけを出しているので、最終的にはプレイヤーコミュニティの検証で「如月歩」という結論に落ち着いた形になります。

実際にふせったーを開くときの手順

ふせったー側での操作はそこまで難しくありませんが、念のためスマホ前提で簡単に整理しておきます。

  1. 墓場文庫(都市伝説解体センター関連)のXアカウントから、ふせったーへの誘導ポストを探す
  2. 記載されているふせったーのリンクをタップ
  3. 表示されたページで、
    • 合言葉入力欄に「如月歩」(全角・半角スペースなどを入れない)
    • 文字種の揺れが不安なら、ゲーム内表記と同じ漢字をきちんと入力
  4. 内容を表示

ふせったーの内容はネタバレ度がかなり高いので、

  • 本編のエンディング(第6話クリア)
  • イルミナカード6枚の回収
  • ある程度エンディング考察を楽しんだあと

くらいに読むのがおすすめです。「公式からのちょっとしたアフタートーク」として受け取ると、ゲームへの理解が少し深まると思います。


周回プレイで深まるエンディング考察!

ここからは、エンディング周りのネタバレ全開での話になります。周回プレイで見えてくるポイントを整理しつつ、考察の軸になりそうな部分をまとめていきます。

廻屋渉=如月歩=福来あざみという構図

第6話「崩壊と審判」で明かされるもっとも大きな真相は、

  • 都市伝説解体センターのセンター長・廻屋渉
  • ダークウェブサイト「SAMEZIMA」の管理人・如月歩
  • 主人公の新人調査員・福来あざみ

この3人がひとりの人物の別人格/別名義であるという点です。

1周目では

  • カリスマ超能力者・廻屋渉
  • SNSで噂を操るSAMEZIMA管理人
  • 純粋でややポンコツな新人調査員・あざみ

という、三者三様のキャラクターとして見せたうえで、ラストで一気に回収してくる構造になっています。

周回プレイでは、

  • 「この場面の渉は、歩として何を考えていたか?」
  • 「あざみが知らない情報を、歩の人格はどこまで把握していたか?」

といった視点で見直していくと、あざみの言動そのものが「信頼できない語り手」として機能していることがよりはっきり見えてきます。

5ソサエティと上野天誅事件

物語の縦軸に関わる背景として「上野天誅事件」と、そこに関わる「5ソサエティ」があります。

  • 5ソサエティは、如月努の死や「グレートリセット」の計画に関わったメンバーたち
  • イルミナカードのゼロ枚目は、彼らが如月努の死を予言したカード
  • 歩はその事実を知ったうえで、「カードを持つ者に不幸が訪れる」という予言構造を復讐に利用している

という流れが第6話で語られます。

周回するときは、各話ごとに

  • 栄子
  • きのこ
  • 山田ガスマスク
  • 黒沢
  • 眉崎

といった5ソサエティのメンバーが、いつどのタイミングで「不幸」に巻き込まれ始めるのかを追いかけると、歩が描いた復讐計画の全体像が見えやすくなります。

SNS調査パートが持つメタ的な意味

本作はゲームシステムとして「SNS調査」パートを持っていますが、周回してみると

  • 噂が勝手に増幅していく様子
  • 「事実」とは違う情報が、「真実」だと信じられて広がっていく流れ

がかなり意識的に描かれていることが分かります。

エンディングでグレートリセットが起きたあとも、

  • SNSはすぐに日常に戻り、
  • 暴露された情報は一時的な混乱を生むだけで、社会の根本は変わらない

という描写がありますが、ここには「都市伝説」と「現代の情報環境」の関係性に対する開発側の視点がかなり濃く反映されているように感じます。

ラストの海外シーンと「新しいセンター」

エンディングの最後、ジャスミンが海外と思しき場所で歩と再会し、

「…ここが新しいあんたのセンターなのか」

と語りかけるラストシーンは、考察のしがいがある部分です。

周回プレイで意識しておきたいのは、

  • 歩の復讐の目的(兄の無実の証明・警察組織への報復)は一応達成されている
  • それでもセンターは形を変えて続いている
  • クローゼットのような「解体されるべき都市伝説」がまだ残っている

といった点から、「復讐の先に、歩は何を見ているのか?」という問いです。

ここは作中でも明確な答えが示されていないので、

  • 「クローゼットを含む権力構造そのものの解体」
  • 「都市伝説と情報社会の関係を暴き続けるための装置としてのセンター」

など、プレイヤーごとの解釈を許容する「余白」として残されているように感じます。


都市伝説とキャラ関係を総まとめするQ&A

最後に、プレイ後によく浮かびそうな疑問を、都市伝説モチーフとキャラクターの関係という観点からQ&A形式でざっくり整理しておきます。

Q1. 第1話「闇から覗く目」の都市伝説モチーフは?

A. 「ベッドの下の男」系のヒトコワ都市伝説がベースになっています。

  • 海外由来の「ベッドの下に何かがいる」系怪談
  • オチが怪異ではなく「人間の恐怖」で終わるタイプの話
  • そこにパパ活・搾取・ネット炎上といった現代的な要素を上乗せ

といった形で、「怪談」と「SNS時代の現実」がミックスされた構成になっています。

Q2. SAMEZIMAサイトとイルミナカードは何の象徴?

A. ダークウェブ上のSAMEZIMAサイトは、

  • 未解決事件や陰謀論が集まる「情報の墓場」
  • 予言のカード=イルミナカードを前面に押し出した扇動装置

として機能しています。

イルミナカードは

  • 「不幸を予言するカード」という設定でジマーを不安にさせ
  • その不安を利用してグレートリセット計画に巻き込んでいく

という役割を持っていますが、カードの使われ方が作中でもやや曖昧なため、そこにツッコミを入れる考察も多いです。

Q3. あざみは結局「被害者」なのか「加害者」なのか?

A. ここはプレイヤーの受け取り方が大きく分かれるところですが、

  • あざみ自身は上野天誅事件後に作られた人格であり、過去の記憶を持っていない
  • ジャスミンとの友情や依頼人を救いたいという気持ちはあざみ本人の本物の感情として描かれている

という点から、「歩が復讐のために作った人格でありながら、同時に救いでもある」という二重のポジションにいると考えられます。

周回プレイでは、

  • 一人きりのシーンでのモノローグ
  • 廻屋(=歩)との会話のトーン
  • ジャスミンや富入の反応

などを追っていくと、あざみという人格がどう扱われているのか、より立体的に見えてくるはずです。

Q4. ジャスミンは何を知っていて、何を知らなかったのか?

A. ジャスミン(止木休美)は、公安寄りの立場からセンターに潜入している人物ですが、

  • 歩/渉の正体については、作中で最後まで完全には掴めていなかった可能性が高い
  • 一方で、あざみの危うさにはずっと気づいていたような描写も多い

という、かなり繊細な立ち位置にいるキャラクターです。

第6話ラストで海外の新センターに現れるシーンは、

  • 歩個人への復讐や糾弾というより
  • 「それでも一緒にやっていくのかどうか」を確かめるようなニュアンス

も感じられる場面で、2人の関係性をどう捉えるかでゲーム全体の印象が変わってくるところだと思います。

Q5. トシカイくんやAI生成の女などのネタは、何を意識している?

A. 本作は、

  • トシカイくんのようなマスコットキャラ+公式チャンネル
  • 「AI生成の女」や「ナターシャ・サイン」といった比較的新しいネット都市伝説

を積極的に混ぜ込むことで、「都市伝説」というジャンルそのものの広さと雑多さを体験させる作りになっています。

ホラーだけでなく、

  • 陰謀論
  • 予言
  • 未解決事件

といった要素もまとめて扱うことで、「都市伝説のフルコース」を一通り味わえるようにしている、というのが全体の設計思想に近いのかなと感じます。

Q6. 「都市伝説解体センター」という組織自体は、何のメタファー?

A. 作中で描かれるセンターは、

  • 怪異や呪物を調査・解体する半公的な機関
  • しかし実態としては、歩の復讐計画を進めるための装置

という二面性を持っています。

周回プレイで見直してみると、

  • 「都市伝説を解体する組織」が、実は新たな都市伝説を生んでいる張本人でもある
  • 噂を収集・検証するはずの場所が、噂と真実の境目をさらに曖昧にしている

という構図があちこちに顔を出していて、「都市伝説そのものを解体しようとしても、結局は人間の想像力が新しい都市伝説を生み出してしまう」というテーマが浮かび上がってきます。


ここまでの内容を踏まえて周回プレイをしてみると、1周目では「ただのどんでん返し」に見えたエンディングが、2周目以降は「都市伝説と情報社会への長い問いかけ」に変わってくると思います。

トロフィーやイルミナカードの収集だけで終わらせず、ちょっと立ち止まってキャラクターや都市伝説との関係を噛みしめていくと、都市伝説解体センターという作品の厚みがぐっと増して見えてくるはずです。

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都市伝説解体センターの攻略についてのまとめ

・都市伝説解体センターの基本構造と物語全体の流れが理解できる作品である
・第1話闇から覗く目の事件と赤いフードの男の真相が整理できる内容である
・SNS調査パートで検索ワードを使った効率的な情報収集のコツが分かる記事である
・探索パートで部屋の配置や念視ポイントを確認しながら進める手順が把握できる構成である
・推理パートで時系列と因果関係を整理し論理的に結論へ近づく考え方が身につく内容である
・選択肢で迷ったときに誰が得をするのかを基準に答えを選ぶコツが学べる記事である
・各話エンディングに潜む上野天誅事件とSAMEZIMAの伏線が整理できる構成である
・プレイ時間の目安と一日一話ペースで無理なく完走するための進め方が分かる内容である
・トロフィー六個が全話クリアのみで取れる親切な構成であることが分かる内容である
・イルミナカード六枚とゼロ枚目の意味や各話での配置と役割が理解できる解説である
・ふせったー連動企画で使われる合言葉如月歩にたどり着くまでの背景が分かる内容である
・廻屋渉と如月歩と福来あざみが実は同一人物である構図を整理して理解できる内容である
・五ソサエティとグレートリセット計画が物語全体に与える影響を振り返れる構成である
・ラストの海外の新しいセンター描写からその後の世界を考察できる余地がある作品である
・各事件の都市伝説モチーフと現代ネット文化の関係性を意識しながら楽しめる内容である

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都市伝説解体センター攻略|推理と選択肢のコツ&エンディング考察

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この記事を書いた人

「ヒグマ」と申します。

気の向くままにゲームの攻略情報を書いています。

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