Timberbornで乾季をしのぐには、貯水池を大きくするだけでは足りません。
飲み水として使うタンク備蓄と、地上に残して使う水面では役割が違うため、そこを分けて考えるだけでも水管理はかなり安定します。
この記事では、貯水池を長持ちさせる形や、ダムと堤防と洪水門の使い分け、序盤から中盤以降までの備蓄の進め方をまとめています。
干ばつに入るたびに水が足りなくなる、貯水池を作っても思ったより持たないと感じているときは、まず基本の考え方から押さえると立て直しやすくなります。
・飲み水と地上水をどう分けて考えるか
・タンク備蓄を先に整える理由
・ダムと堤防と洪水門の使い分け
・機械式水ポンプや自動停止の活かし方
目次をチェックして目的の情報へ飛んで下さい。
時間のない方は本文の下の方に簡潔な「まとめ情報」もあります。
Timberbornで貯水池を作るときの基本
・飲み水と地上水の役割分担
・タンク備蓄を先に整える理由
・浅く広い池が不利な理由
・ダムと堤防の使い分け
・洪水門の段数ごとの違い
・乾季前に満たす順番
飲み水と地上水の役割分担
Timberbornの水管理は、飲み水として使う水と、地形に残して使う水を分けて考えると整理しやすいです。
干ばつに入ると、新しく流れ込む川の水は止まり、残っている地上水とタンク備蓄だけで回す形になります。
飲み水として直接使えるのは、タンクに入った水です。
一方で地上水は、そのままでは住民の飲み水にならず、水ポンプでくみ上げてはじめて飲料水として使えます。
そのため、タンクは生活用の安全弁、貯水池は灌漑や動力、水面維持や予備水量を支える基盤という分担になります。
この切り分けをしておくと、干ばつ中に何を優先して残すかが見えやすくなります。
まず切らしたくないのはタンクの飲み水です。
そのうえで、農地をどこまで維持するか、水車や送水にどこまで回すかを地上水の残量で決める形にすると、運用がぶれにくくなります。
タンク備蓄を先に整える理由
最初に整えたいのは、地上の貯水池よりもタンク備蓄です。
理由はシンプルで、タンクの水は蒸発せず、住民がそのまま飲める形で保管できるからです。
地上に貯めた水は蒸発します。
しかも蒸発は水面の広さに影響されるので、見た目にたっぷり残っていても、浅く広い池ほど減りやすくなります。
それに対してタンクは、同じ水をずっと小さい面積に圧縮して持てるのが強みです。
容量差もかなり大きいです。
・小型タンク:容量30
・中型タンク:容量300
・大型タンク:容量1200
特に序盤は、地上水だけで乗り切ろうとすると、干ばつ入り直後の減り方が想像より速くなりやすいです。
先にタンクを作って飲み水の逃げ道を確保しておくと、貯水池側は農地や送水のために使い分けしやすくなります。
浅く広い池が不利な理由
貯水池は大きく作れば安心と思いやすいですが、長持ちしやすいのは広い池より深い池です。
水は上面ごとに蒸発するため、同じ量を貯めるなら、広く浅くより狭く深くの方が損をしにくくなります。
非流動の満水1ブロックは、約22日強で蒸発し切る計算です。
この仕様のせいで、面積ばかり増やした池は見た目の水量に反して持ちが悪くなります。
浅い池が干ばつ終盤で急に頼りなく見えるのは、この蒸発面積の大きさが原因です。
さらに、浅い池はポンプ用の水面としても余裕が少なくなります。
水位が少し下がっただけで、残したかった用途がまとめて苦しくなりやすいです。
貯水池を長持ちさせたいなら、まずは横に広げるより、深さを取りやすい形を優先した方が扱いやすくなります。
ダムと堤防の使い分け
ダムと堤防は、どちらも水を扱う建築ですが、役割はかなり違います。
浅く残したいならダム、深く閉じ込めたいなら堤防と考えると分かりやすいです。
ダムは水をせき止めつつ、上からあふれさせる建築です。
安価に川の水面を残せるので、序盤の浅い貯水や、農地横の最低限の水面維持に向いています。
ただし越流する前提なので、深い主貯水池をしっかり満たしたい用途では水が伸びにくいです。
堤防は水を完全に遮ります。
主貯水池の壁、高水位の維持、清水とバッドタイドの分離に向いています。
その代わり、堤防だけで囲うと水の出し入れがしにくくなるので、実際には洪水門と組み合わせて使う場面が多くなります。
迷ったときは次の見方が便利です。
・浅く残すならダム
・深く閉じるなら堤防
・残しつつ流すなら洪水門
洪水門の段数ごとの違い
洪水門は、水を全部止める建築ではなく、どの高さまで水を残すかを調整する建築です。
ここがダムや堤防との大きな違いです。
段数ごとの差は、調整できる高さにあります。
・洪水門:調整幅1
・二段洪水門:調整幅2
・三段洪水門:調整幅3
浅い水面を少しだけ調整したいなら単段でも使えますが、深い貯水池では段数が足りないと細かい制御がしにくくなります。
主貯水池の水位を高めに残しながら、余分だけ流したい場面では、二段や三段の価値がかなり上がります。
目安としては、単段は低水位の調整向きです。
二段は中規模の貯水池で扱いやすく、三段は高低差のある深い主貯水池で真価を出しやすいです。
深さを活かしたい池ほど、段数不足が使いづらさにつながります。
乾季前に満たす順番
乾季前にどこから水を満たすか迷ったら、まずは飲み水の安全を固め、そのあとに地上水を整える順番が安定します。
序盤から終盤まで通しで使いやすい並びは次の形です。
・小型タンクや中型タンクなどの飲み水備蓄
・通常の水ポンプでくみやすい近場の水面
・主力になる深い貯水池
・副貯水池や送水先の水面
最優先はタンクです。
蒸発せず、住民の生存にそのまま直結するからです。
次に優先したいのは、干ばつ入り直後でも補充しやすい近場の水面です。
そのあとに主貯水池を満たします。
主貯水池は飲み水そのものより、灌漑、動力、予備水量をまとめて支える役割が大きいです。
副貯水池や高低差の先にある送水先は便利ですが、主系統が整ってからでないと維持しにくいので、優先順位は一段下がります。
Timberbornの貯水池で水確保を安定させる方法
・序盤の貯水方法と小型タンク
・中盤の主力になる中型タンク
・大型タンクが向く場面
・機械式水ポンプの使いどころ
・バッドタイド対策の流路分離
・水位計と自動停止の活用
序盤の貯水方法と小型タンク
序盤は、難しい地形工事よりも、まず水ポンプと小型タンクで最初の干ばつを越える形が扱いやすいです。
小型タンクは開始時から使え、コストも丸太15で済むので、立ち上がりの備蓄に向いています。
構成としては、川沿いに水ポンプを置き、住居側に小型タンクを複数並べる形が分かりやすいです。
さらに、必要ならダムで川を浅くせき止めて、水面を残しやすくします。
これだけでも、最初の飲み水不足はかなり和らぎます。
ただし、この段階の備蓄は長期戦向きではありません。
小型タンクは容量30と小さく、地上水も蒸発や越流で減りやすいからです。
序盤は「小さく早く作る」のが大事で、余裕が出たら次の段階へ切り替える前提で使うのが合っています。
中盤の主力になる中型タンク
中盤に入ったら、飲み水備蓄の中心は中型タンクへ移していきたいです。
容量300になり、小型タンクを大量に並べるより、保管をかなり集約しやすくなります。
ここで大きいのは、飲み水を地上の水面から切り離しやすくなることです。
干ばつ中の地上水は、農地、動力、予備の水面として残したい場面が多くなります。
飲み水まで同じ水面に頼っていると、どれを優先するかの判断が苦しくなりがちです。
中型タンクが主力になると、生活用の水はタンク、地上水は貯水池という役割分担がはっきりします。
この切り分けができると、主貯水池の設計も進めやすくなります。
中盤はタンクの大型化と、堤防や洪水門を使った深い貯水池づくりを並行して進める形が自然です。
大型タンクが向く場面
大型タンクは、人口が増えて、飲み水備蓄を一か所に集約したい場面で強い建築です。
容量1200なので、終盤の主力備蓄として扱いやすくなります。
向いているのは、中型タンクをいくつも並べていて、保管場所や補給導線が散らかってきたときです。
大型タンク1基で受け持てる量が大きいため、居住区近くの備蓄をまとめやすくなります。
飲み水の安全弁を太くしたいときには特に相性がいいです。
一方で、最初から急いで目指す建築ではありません。
板材80、歯車60、金属ブロック30が必要なので、序盤や中盤前半では負担が重めです。
まずは小型タンクから中型タンクへ移り、その後に集約先として大型タンクを置く流れの方が無理がありません。
機械式水ポンプの使いどころ
機械式水ポンプは、通常の水ポンプの上位版ではありません。
役割がまったく違い、飲み水を作る装置ではなく、水を別の場所へ持ち上げて流し直す送水装置です。
この建築が活きるのは、地形や流路が問題になっている場面です。
たとえば、主貯水池はあるのに農地まで水面が届かないとき、高低差の先に副貯水池を作りたいとき、清水池とバッドタイドの流路を分けたいときに役立ちます。
水を別池へ送れるので、地形に縛られた配置を崩しやすくなります。
ただし、必要動力は700hpです。
負荷が重いので、単なる飲み水不足の穴埋めとして置くより、流路問題を解決するために使う方が効果が分かりやすいです。
飲料水が欲しいなら通常の水ポンプ、水面そのものを移したいなら機械式水ポンプと覚えておくと混同しにくくなります。
バッドタイド対策の流路分離
バッドタイドありの設定では、清水をどう守るかが貯水池運用の要になります。
基本は、清水の保管場所と、バッドタイドを流す場所を最初から分けることです。
一番避けたいのは、清水の主貯水池と同じ流路にバッドタイドを通してしまう形です。
この状態だと、主池まで汚染が入りやすくなります。
堤防で閉じたつもりでも、放流口や切り替え箇所が共通だと、そこで混線しやすくなります。
取りやすい型は次の形です。
・清水を受ける主貯水池を作る
・バッドタイドを逃がす別流路か別池を作る
・切り替え部は堤防と洪水門で管理する
・必要なら機械式水ポンプで清水だけを別系統へ送る
この形なら、清水側を深く守りながら、汚れた水を別方向へ逃がしやすくなります。
バッドタイド対策では、あとで分けるより、最初から混ざらない配置にしておく方が安定します。
水位計と自動停止の活用
貯水池は、感覚だけで見ていると減り方を読み違えやすいです。
そこで役立つのが水位計と自動停止です。
特に1.0では、水深センサーや流量センサー、気象観測所を使った自動化ができるので、水位が危険域に入ったときの制御を組みやすくなっています。
水位計を置くと、現在の水深、最大記録水深、流速を見られます。
主貯水池の満水時と、干ばつ終盤の最低水位を見比べるだけでも、どこまで減るかの目安がつかみやすいです。
堤防や洪水門の高さを考えるときにも基準になります。
自動停止を組むなら、先に止める候補は生活用以外の取水や送水です。
たとえば、灌漑補助用の送水、余剰の副池補充、不要な流路維持は、水位が下がったときに止めやすい対象です。
逆に、飲み水補給に直結する通常の水ポンプまで早く止めると、タンク残量が足りない場面で苦しくなります。
使い方としては、水深センサーで主貯水池の水位を見て、一定以上のときだけポンプを動かす形が分かりやすいです。
全部を一括で止めるより、何を最後まで残すかを決めてから組んだ方が、干ばつ終盤でも崩れにくくなります。
Timberbornの貯水池についてのまとめ
・飲み水の安全弁はタンク、地上側の安全弁は深い貯水池
・干ばつ中は新規流入が止まり残水と備蓄だけで回す形になる
・地上水はそのまま飲めず、水ポンプで飲料水に変えて使う
・貯水池は飲み水専用ではなく灌漑や動力の基盤として強い
・タンクの水は蒸発しないため乾季対策の優先度が高い
・浅く広い池は蒸発面積が大きく見た目より長持ちしにくい
・貯水池は横に広げるより深く作る方が水量を保ちやすい
・ダムは浅い水面を安く残したい序盤の運用に向いている
・堤防は深い主貯水池や清水と汚水の分離で真価を出しやすい
・洪水門は水位を残しつつ流せるため主池の調整役に向く
・深い貯水池ほど二段洪水門や三段洪水門の価値が上がる
・乾季前はまずタンク、次に近場の水面、その後に主池を満たす
・序盤は水ポンプと小型タンクの組み合わせが立ち上がりやすい
・中盤は中型タンクで飲み水を地上水面から切り離しやすくなる
・大型タンクは人口増加後の備蓄集約に向くが序盤には重い
・機械式水ポンプは飲み水不足対策より送水や流路分離で活きる
・バッドタイド対策は清水の主池と汚水の逃がし先を分けるのが基本
・水位計は満水時と終盤の最低水位を見比べる基準になる
・自動停止は生活用以外の送水から止めると水位を守りやすい
