Timberbornでダムを使おうとすると、まず迷いやすいのが「どこに置くべきか」と「ダムだけで足りるのか」という点です。
実際には、ダムは少し水をためながら下流へ流れを残すのが得意で、深い貯水池や完全な治水にはレヴィーやフラッドゲートも組み合わせる必要があります。
この記事では、ダムとほかの設備の違いから、設置場所の考え方、浅い池から深い池への発展、放流調整やバッドタイド対策まで、治水と貯水に役立つ使い方を順番に整理しています。
・ダムとレヴィーとフラッドゲートの役割の違い
・序盤の貯水に向く設置場所と使い方
・深い貯水池へ発展させる流れと構成例
・放流調整とバッドタイド対策の考え方
目次をチェックして目的の情報へ飛んで下さい。
時間のない方は本文の下の方に簡潔な「まとめ情報」もあります。
Timberbornでダムを使う場面と設置場所
・ダムとレヴィーとフラッドゲートの違い
・序盤の貯水に向く使い方
・治水で役立つ配置の考え方
・設置場所を決める判断基準
・町の近くで避けたい置き方
・水位確認に使う設備
・下流への流れを残す考え方
ダムとレヴィーとフラッドゲートの違い
まず押さえたいのは、3つとも水を扱う設備ですが、止め方と役割がはっきり違うことです。
ここを混同すると、貯水したいのにあふれたり、治水したいのに水が漏れたりしやすくなります。
・ダム:高さ0.65ブロックまで水を止める低い堰です。
・レヴィー:水を完全に遮断する壁です。
・フラッドゲート:設定した高さまで水を止められる調整型の設備です。
ダムは、少し水をためながら下流へも流したい場面で使いやすいです。
一方で、上から越流する前提なので、完全な防壁には向きません。
レヴィーは、深い貯水池の側壁や町を守る外周防壁に向いています。
ただし、水を出したいときは別に放流口が必要です。
フラッドゲートは、狙った水位で止めたり放流したりしたいときの主役です。
細かく調整できるぶん、通路と兼用しにくく、設備としてもやや重めです。
迷ったときは、常時あふれさせたいならダム、絶対に止めたいならレヴィー、高さを管理したいならフラッドゲートで考えると選びやすくなります。
序盤の貯水に向く使い方
序盤でいちばん扱いやすいのは、川を完全に止める構成ではなく、ダムで浅くためる使い方です。
早い段階では工事量を増やしすぎないほうが立ち上がりやすく、飲料水と灌漑の両方を支えやすくなります。
ダムは高さ0.65ブロックまで水を止めるので、短い干ばつに備える浅い貯水に向いています。
川幅の狭い場所に並べるだけでも、干ばつ前の水たまりを作りやすいです。
この使い方が強いのは、完全遮断しないためです。
下流へ少し水が流れ続けるので、農地や水車の流れを残しやすく、序盤の失敗が大きくなりにくいです。
ただし、浅いぶん長い干ばつには弱いです。
深い池として使いたくなったら、レヴィーやフラッドゲートを使う段階へ移る必要があります。
取水設備との相性も意識しておくと進めやすいです。
ウォーターポンプは最大深度2なので浅い池でも使いやすいですが、水位が落ちると止まりやすくなります。
治水で役立つ配置の考え方
治水では、単に水を止めるだけでなく、どこにためて、どこから逃がすかを先に決めるのが大事です。
町や農地の近くで本流をそのまま受け止めると、失敗したときの被害が大きくなります。
扱いやすいのは、壁と越流口を分ける考え方です。
・レヴィー外周+中央ダム
・レヴィー外周+フラッドゲート放流口
・主水路と逃がし水路の分離
・貯水池+フィルバルブ
レヴィー外周+中央ダムは、普段は壁で守りつつ、水位が上がった分だけ中央から自然に越流させる形です。
序盤から中盤の簡易治水に向いていますが、深い水位を保つ構成ではありません。
水位をしっかり管理したいなら、越流口をフラッドゲートにしたほうが扱いやすいです。
必要な高さまでためてから放流できるので、貯水池と下流の両立を狙えます。
さらに安定させたいなら、普段使う水路と緊急時に逃がす水路を分けると被害を抑えやすいです。
町の近くに本流を通す場合ほど、この分離が効いてきます。
設置場所を決める判断基準
設置場所は、見た目よりも工事量と上流側の地形で決まります。
まずは、少ないマスで川全体をふさげる場所を優先すると作りやすいです。
川幅が狭い場所は必要な建設量が減るので、序盤のダムに向いています。
同時に、上流側に谷や窪地が広がっている場所なら、少ない設備でも大きな貯水量を確保しやすいです。
貯水重視なら、壁の長さだけでなく、上流にどれだけ水を抱え込めるかを見ると失敗しにくいです。
逆に、下流のすぐ近くでせき止めると、見た目より容量が増えません。
もうひとつ大事なのが、使いたい場所との距離です。
取水点や農地から遠すぎると、ためた水があっても活かしにくくなります。
農地を支えるなら灌漑の届き方も見ておきたいです。
水のあるマスから土壌への灌漑は最大15マス先まで届きますが、1段下がるごとに届く距離が1マス短くなります。
高低差がある地形では、同じ横距離でも届き方が変わります。
町の近くで避けたい置き方
町の近くでは、貯水池を作る場所そのものより、どこに水圧がかかるかを意識したほうが重要です。
便利そうに見えて避けたいのは、居住区や主要農地の真上流を完全にふさぐ置き方です。
本流を町の直前でせき止めると、放流に失敗したときの増水や、バッドウォーターの混入がそのまま居住区と畑に届きます。
特に、農地直結の水辺は被害が大きくなりやすいです。
灌漑の届く距離だけで近くに池を作るのも、少し危ない考え方です。
高低差があると実質の有効距離が縮むので、池が近くても畑が枯れやすい配置があります。
避けたいのは次のような置き方です。
・居住区のすぐ上流をレヴィーで完全遮断する
・主要農地の直前で本流を抱え込む
・逃がし水路を作らずに主水路だけで受ける
・バッドタイド時の切替なしで主貯水池へ直接流し込む
町の近くでは、主貯水池を少し離し、必要な水だけを下流へ回すほうが安定します。
治水と貯水を同じ場所で無理に済ませようとせず、ためる場所と守る場所を分けたほうが扱いやすいです。
水位確認に使う設備
水位を見ずに壁の高さを決めると、想定より早くあふれたり、逆にためすぎて下流が枯れたりしやすいです。
そこで使いやすいのがストリームゲージです。
ストリームゲージでは、現在の水深、記録された最大水深、現在の流速を見られます。
治水では最大水位、発電や流れの維持では流速が特に役立ちます。
試しに堰を作ってから最大水位を見ると、レヴィーをどこまで積むか決めやすくなります。
感覚で壁高を決めるより、あとから増し積みする手間を減らせます。
流速が見えるのも便利です。
貯水した結果、下流の流れが弱くなりすぎていないかを見やすくなるので、水車周りの配置でも使いやすいです。
治水と貯水は完成して終わりではなく、実際に水がどう動くかを見て調整するものです。
ストリームゲージを置いておくと、その調整がかなりやりやすくなります。
下流への流れを残す考え方
下流へ水を残したいなら、完全に止める設備より、少し流し続けられる設備や構成を使うのが基本です。
ここで役立つのがダムと、1.0で使い分けやすくなったバルブ系設備です。
もっとも手軽なのはダムです。
高さ0.65ブロックを超えた分は越流するので、完全遮断せずに最低限の流れを残せます。
もう一歩細かく管理したいなら、フィルバルブやフラッドゲートが候補になります。
フィルバルブは下流水位の自動維持が得意で、下流を枯らしたくない場面と相性がいいです。
流す量そのものを絞りたいなら、スロットリングバルブが向いています。
こちらは流量上限を制御する設備なので、下流水位の維持とは役割が少し違います。
下流を残す構成では、ためる量だけでなく、どの設備で何を制御するかを分けるのが大切です。
高さで流すならフラッドゲート、下流水位を保つならフィルバルブ、流量を絞るならスロットリングバルブという分担にすると整理しやすいです。
Timberbornのダムの作り方と治水・貯水構成
・作り方の基本手順
・浅い貯水池を作る流れ
・深い貯水池へ発展させる方法
・治水に向く構成例
・貯水に向く構成例
・放流調整に使う設備
・地形加工でできること
・バッドタイド対策の組み方
作り方の基本手順
Timberbornでダムを作るときは、先に「どこにためるか」と「何に使うか」を決めてから工事したほうがうまくいきます。
飲料水用なのか、灌漑用なのか、治水も兼ねるのかで必要な形が変わるためです。
基本の流れは次のとおりです。
・川幅の狭い場所、または上流に広い貯水空間がある場所を選ぶ
・序盤はダムで浅い堰を作る
・取水点と農地の位置を決める
・必要ならダイナマイトで放水路や逃がし水路を掘る
・さらに容量が欲しいならダートエクスカベーターとテレインブロックで拡張する
・完成後はストリームゲージで最大水位や流速を確認する
・必要に応じてフィルバルブやスロットリングバルブ、フラッドゲートへ発展させる
最初から大規模な深貯水池を目指すより、浅い堰で動かしながら不足分を広げていくほうが進めやすいです。
水はためるだけでは足りず、取る、流す、逃がすまで含めて形にすると失敗しにくくなります。
浅い貯水池を作る流れ
浅い貯水池は、序盤の飲料水と灌漑を支えるための使いやすい形です。
低コストで始めやすく、下流へも水を残しやすいのが強みです。
作り方はそこまで複雑ではありません。
川幅の狭い場所を見つけ、そこをダムで横切るだけでも基本形になります。
このとき意識したいのは、ためた水をどこで使うかです。
ウォーターポンプは最大深度2なので、浅い池でも取水しやすく、序盤の構成に合わせやすいです。
一方で、浅い池は干ばつが長くなるほど不利です。
水位が落ちるのも早く、取水が止まりやすくなるので、長く使う前提なら発展計画も考えておきたいです。
農地も支えたいなら、池の位置と灌漑距離を合わせて見ます。
水辺から最大15マス届きますが、高低差で距離が縮むので、見た目より届かない畑が出やすいです。
序盤の浅い池は、完成形というより土台です。
まずは安く使い始めて、足りない部分を見ながら深さや放流設備を足していくと安定します。
深い貯水池へ発展させる方法
深い貯水池へ発展させる理由は、長い干ばつへの備えと、より深い取水設備を活かすためです。
浅いダム式では保持できる水位に限界があるので、どこかで構成を切り替える必要があります。
まず壁の考え方を変えます。
深くためたいなら、越流するダムではなく、側壁をレヴィーで作るのが基本です。
放流を管理したいなら、壁の一部にフラッドゲートを入れると扱いやすくなります。
これで深くためつつ、必要なときだけ放流できる形になります。
容量が足りないときは、地形自体を広げる方法もあります。
・ダイナマイトで掘り下げる
・ダートエクスカベーターで土を確保する
・テレインブロックで壁や池底を造成する
取水設備も深さに合わせて切り替えると効果的です。
大型ウォーターポンプは最大深度4、深水ポンプは最大深度6なので、深い池ほど性能を活かしやすくなります。
発展の目安は、浅い池で干ばつ中に取水が止まりやすくなったときです。
その段階で壁、掘削、取水設備をまとめて切り替えると、工事の方向性がぶれにくくなります。
治水に向く構成例
治水では、どの構成が強いかより、何を守りたいかで形を変えるのがコツです。
町を守るのか、農地を守るのか、下流へ少し流したいのかで向く構成が変わります。
よく使いやすい構成は次の4つです。
・レヴィー外周+中央ダム
・レヴィー外周+フラッドゲート放流口
・貯水池+フィルバルブ
・主水路と逃がし水路を分ける構成
レヴィー外周+中央ダムは、簡易的な増水逃がしを作りやすい構成です。
序盤から中盤で扱いやすい反面、深い水位を維持する向きではありません。
水位管理を優先するなら、中央をフラッドゲートにした構成が向いています。
狙った高さで止められるので、治水と貯水を両立しやすくなります。
下流の枯れを避けたいなら、貯水池+フィルバルブも有力です。
下流水位を自動維持できるため、手動で調整し続ける負担が減ります。
町や畑の近くを本流が通る地形では、逃がし水路を別に作る構成がかなり有効です。
普段使う水路と、増水時に逃がす道を分けるだけで、決壊時の被害を抑えやすくなります。
貯水に向く構成例
貯水の構成は、必要な期間と使い道で選ぶと整理しやすいです。
短い干ばつ対策なのか、長期の主貯水池なのかで向く形が変わります。
代表的な構成は次のとおりです。
・浅いダム式貯水
・レヴィー式深貯水池
・高低差を使った段階貯水
・テレインブロック拡張型
浅いダム式は、序盤に安く始められるのが最大の強みです。
短い干ばつに備える用途や、飲料水の補助池として使いやすいです。
レヴィー式深貯水池は、長い干ばつに強い形です。
深さを確保しやすく、大型ウォーターポンプや深水ポンプとも相性が良くなります。
高低差を使った段階貯水は、上段でためて下段へ必要量だけ流す形です。
運用の自由度は高いですが、バッドタイド時に汚染が段階的に広がりやすいので、切り離し手段が必要です。
テレインブロック拡張型は、自然地形だけでは容量が足りない地図で便利です。
中盤以降の大工事になりやすいものの、人工的に壁や底を作れるので、自由度の高い主貯水池を作れます。
放流調整に使う設備
放流調整では、どの設備も同じように見えますが、実際は制御しているものが違います。
水位を見たいのか、下流水位を保ちたいのか、流量を絞りたいのかで使い分けます。
・フラッドゲート:設定した高さまで水を止める
・フィルバルブ:下流水位を自動で維持する
・スロットリングバルブ:流量上限を制御する
・ダム:低い越流で自然に流す
フラッドゲートは、水位管理そのものをしたいときに便利です。
ダブルフラッドゲートは0〜2、トリプルフラッドゲートは0〜3を0.05刻みで調整できます。
フィルバルブは、下流を枯らさない運用に向いています。
解放は300 SPで、建設コストは5x Plankと5x Metal Blockです。
スロットリングバルブは、流す量の上限を決めたいときに使います。
こちらは解放500 SP、建設コストは5x Treated Plankと5x Metal Blockで、フィルバルブより重めです。
序盤はダムで十分でも、運用が細かくなるほど専用設備の価値が上がります。
何を一定にしたいのかを先に決めると、設備選びで迷いにくいです。
地形加工でできること
地形加工まで使えるようになると、自然地形に合わせるだけでなく、水の流れそのものを作り替えられます。
貯水池の拡張、逃がし水路の追加、離れた場所への導水までできるようになります。
掘る側で役立つのがダイナマイトです。
設置位置の真下1ブロックを消し、同じ高さの隣接爆薬に連鎖するので、放水路や運河をまとめて掘りやすいです。
さらに大規模に進めるならダートエクスカベーターが使えます。
地形を掘って土を確保でき、最下層到達後は地形を壊さず土を掘り続けられます。
盛る側ではテレインブロックが重要です。
完成後は自然地形のように水を保持し、地面扱いになるので、壁や池底だけでなく耕作用の地面にもできます。
自然の川筋が届かない場所へ水を持っていきたいなら、人工導水も視野に入ります。
・フルイドダンプ:水やバッドウォーターを1時間あたり3単位で排出する
・機械式フルイドポンプ:片側の水を汲み上げて反対側へ吐き出す
・深層機械式フルイドポンプ:最大深度8まで対応する
地形加工は大がかりですが、治水と貯水の自由度を一気に上げられます。
地図の形に困ったら、設備を足すだけでなく、地形そのものを作り替える発想が有効です。
バッドタイド対策の組み方
バッドタイド対策で大事なのは、汚染水を主貯水池へ直接入れないことです。
ここを分けておかないと、せっかくためた淡水がまとめて使いにくくなります。
基本の考え方は、分流、隔離、切替の3つです。
普段の主水路とは別に逃がし先を作り、汚染時だけそちらへ回す形にすると安定します。
自動化まで含めるなら、汚染センサーが役立ちます。
下の流体の汚染度を見て信号を送れるので、フィルバルブやフラッドゲートと組み合わせて、汚染時だけ閉じる、逃がし先へ回すといった動きを作れます。
注意したいのは、バッドタイド開始直後からいきなり100%汚染になるわけではないことです。
汚染は50%から始まり、12時間で100%まで上がっていくので、切替が遅れると中途半端に主池へ混ざりやすいです。
農地直結の池は特に被害が大きくなります。
汚染水は植物を、無灌漑より速く枯らすので、普段の灌漑用水と汚染時の逃がし先を分けておくと立て直しやすくなります。
扱いやすい組み方としては、主貯水池をレヴィーで守り、放流口をフラッドゲートかフィルバルブで管理し、汚染センサーで切り替える形です。
手動でも運用できますが、主力の池ほど自動化したほうが事故を減らしやすいです。
Timberbornのダムについてのまとめ
・ダムは高さ0.65ブロックまで止める低い堰として使う
・完全に水を止めたい場面ではレヴィーのほうが向いている
・狙った水位で管理したいならフラッドゲートが使いやすい
・序盤の貯水は川幅の狭い場所にダムを置く形が始めやすい
・ダムは下流へ少し流れを残したい場面で特に扱いやすい
・上流に谷や窪地がある場所ほど少ない工事で多くためやすい
・町や主要農地の真上流を完全にふさぐ置き方は被害が出やすい
・農地の灌漑は水辺から最大15マスを目安に考えると組みやすい
・高低差がある地形では灌漑の届く距離が短くなりやすい
・水位確認にはストリームゲージを置くと壁高の判断がしやすい
・浅い池はウォーターポンプと相性がよく序盤の取水に向いている
・深い貯水池へ進めるならレヴィーで側壁を作る形が基本になる
・大型ウォーターポンプや深水ポンプは深い池ほど活かしやすい
・治水では壁と越流口を分ける構成にすると失敗しにくい
・フィルバルブは下流水位を保ちたい場面で使いやすい
・スロットリングバルブは流す量そのものを絞りたいときに向く
・ダイナマイトは逃がし水路や放水路を掘る工事で役立つ
・テレインブロックは壁や池底の造成に使えて貯水池拡張に便利
・バッドタイド対策では主貯水池へ直接入れない構成が重要になる
・汚染センサーと放流設備を組み合わせると切替が安定しやすい
