【Dinkum】ディンカム 風車完全攻略！範囲と効果と使い方完全総合ガイド

ディンカムを遊んでいると、気づけば炉やストーングラインダー、バーベキューがフル稼働で、待ち時間ばかり眺めている時間ってありませんか。そんなとき、一気に作業効率を引き上げてくれるのがディンカム風車です。ちゃんと仕組みを理解しておくと、生産テンポも金策の回転もガラッと変わってきます。

このページでは、ディンカム風車の効果や範囲といった基本仕様から、どんな装置にどのくらい効くのか、家の中ではどう挙動するのかまで、細かい部分をまとめて整理していきます。ソーラーパネルとの違いや、サイロ・樽・カニカゴなど周辺設備との組み合わせ方も触れていくので、拠点づくりの全体像をイメージしやすくなるはずです。

これから風車を初めて作ろうとしている人はもちろん、すでに何台か立てているけどイマイチ活用しきれていない……という人でも、読み終わる頃には「ここに置き直そう」「このエリアにもう一基欲しいな」と具体的な改善ポイントが見えてくると思います。数値や仕様はアップデートで変わることもあるので、正確な情報は公式サイトもあわせて確認しつつ、自分の島に合った配置や金策ルートを一緒に組んでいきましょう。

---

ディンカム 風車の基本仕様と入手方法

風車の効果を初心者向けに解説

ディンカムの風車は、一言でいうと近くの生産装置をまとめて2倍速にしてくれる装置です。
設置しておくだけで、範囲内の対応している機械のクラフト時間が自動で半分になります。

ざっくり特徴をまとめると、こんな感じです。

• 対象のクラフト時間をおおよそ半分に短縮する
• 対応している装置だけが速くなる
• 設置後は燃料も電力も不要で常時フル稼働
• 効果範囲が広く、かなり大きなエリアを一気にカバーできる
• 同じ機械に対して効果は重複しない（風車を増やしても1台あたりの速度は変わらない）

特に序盤〜中盤は、炉・ストーングラインダー・グレインミル・バーベキュー・調理用ケトルあたりをずっと動かしがちですよね。そこに風車を1基立てるだけで、

• 鉱石の精錬がサクサク進む
• セメント袋の量産が楽になる
• 小麦粉や料理素材の回転が速くなる

といった感じで、島全体の生産テンポが一段上がる感覚になります。

代表的な処理時間のイメージ（ゲーム内時間の目安）はこんな感じです。

• 炉（鉱石→インゴット）
  • 風車なし：1個あたり約40秒前後
  • 風車あり：1個あたり約20秒前後
• ストーングラインダー（結石→セメント袋）
  • 風車なし：約10秒前後
  • 風車あり：約5秒前後
• バーベキュー（肉を焼く場合など）
  • 風車なし：約16秒前後
  • 風車あり：約8秒前後

また、グレインミルのように1回あたり数分かかる装置では、風車があるかどうかで待ち時間の体感がかなり変わります。ここは特に恩恵が大きい装置ですね。

風車は建築ライセンスLv2を取ることで作業台にレシピが開放されます。ライセンスポイントさえ貯まれば現実的なラインなので、生活が安定してきたら「まずは風車1基」を目標にすると攻略がかなり楽になる印象です。

---

風車の有効範囲と設置のコツ

風車が強い理由のひとつは、有効範囲がとても広いことです。
仕様としては、風車を中心に前後左右へかなりのマス数まで効果が届き、大きな正方形エリアを丸ごとカバーするイメージになっています。

範囲のイメージ

感覚的には、

• 風車を中心に、上下左右へかなり広く影響する
• 実際の判定は「大きな正方形の箱」の中に入っているかどうか
• 斜め方向の装置も、箱の中であればしっかり対象になる

というイメージで考えておけば大きく外れません。

ゲーム内にはメジャー（Tape Measure）というアイテムがあり、風車に向かって使うと、実際の効果範囲を視覚的に確認できます。ギリギリの位置に装置を置きたいときは、このメジャーで端のラインをきっちり測ってから配置すると失敗しにくいです。

生産拠点をまとめるレイアウト

風車を活かしたいときの基本は、「よく使う装置を1か所にまとめ、真ん中付近に風車を置く」ことです。

例えばこんなレイアウトが定番です。

• 中央付近：風車1基
• その周囲に
  • 炉 / 高炉を2〜4台
  • ストーングラインダー1〜2台
  • グレインミル1〜2台
  • バーベキュー1〜3台
  • 調理用ケトル1〜2台

これを1つの生産区画として固めておくと、

• 移動距離が短くて済む
• 素材投入→回収のループが早く回る
• 風車の範囲から漏れる装置が出にくい

というメリットがあります。

複数の風車をどう使うか

1台の機械に対して効果は重ねがけされないので、「同じ装置のすぐ横に風車を2台並べても4倍速にはならない」です。

その代わり、島が育ってくるとこんな感じで役割を分けるのがおすすめです。

• 「採掘・精錬拠点」に1基
• 「農業・製粉拠点」に1基
• 「料理・加工拠点」に1基

このように、エリアごとに1基ずつ置いて、作業場所が変わっても常に2倍速環境を維持する、という使い方が強いです。

また、風車の範囲同士を少し重ねるように配置して、

• 境目にある炉やグレインミルもどちらかの風車の範囲に入るように調整する

といった細かいレイアウト調整も効果的です。

高さ・段差による影響

風車の説明には高さ制限についての細かい文言はありませんが、プレイ感としては、

• ちょっとした段差やなだらかな高低差なら、普通に効果が届くことが多い
• 崖の上と下のような極端な高低差になると、狙った装置が範囲外になっているケースがある

といった印象です。

重要な装置を確実にカバーしたいなら、できるだけ平らな土地を整地してから風車と機械をまとめて置くのがおすすめです。

---

風車クラフトに必要な素材一覧

風車を作るには、まず建築ライセンスLv2を取り、作業台でクラフトできるようにする必要があります。
ここでは、必要な素材と、その集め方のポイントを整理します。

レシピ解放条件

• 必要ライセンス：建築ライセンスLv2
• 解放後：作業台の「装置」カテゴリーに風車が追加される

建築ライセンスLv2は、住民の依頼をこなしたり、マイルストーン達成でライセンスポイントを貯めていけば自然と届くラインです。風車を目標にポイントを集中して投資するのもアリですね。

風車1基に必要な素材

風車1台をクラフトするために必要な素材は、以下のとおりです。

• スズの板 ×20
• 鉄の延べ棒 ×5
• 古い歯車 ×5
• 古いバネ ×5
• 古い車輪 ×2

見ての通り、序盤では集めるのがやや大変な金属素材＋レトロパーツ系で構成されています。

各素材の集め方のコツ

スズの板

• スズの延べ棒を丸ノコ台で切ることで入手できます。
• スズの板は風車以外の建築でもよく使うので、スズの延べ棒を多めに精錬し、余裕があるときに板へ変換してストックしておくと後々楽です。

鉄の延べ棒

• 鉄鉱石を炉で精錬して作ります。
• 鉄鉱石は地上の鉱床やディープマインで入手できます。
• 風車が完成すれば鉄インゴットの精錬も2倍速になりますが、最初の1基分だけは普通の炉の速度で焼く必要がある点は覚えておきましょう。

古い歯車・古いバネ・古い車輪

• 金属探知機で反応する地点を掘ると出てくる埋蔵ジャンクから入手できます。
• 地面に半分埋まっている機械の残骸や箱を壊したときにも落ちます。
• ディープマイン内の瓦礫やがれきからも出ることがあります。

特に古い車輪は、要求数こそ少ないものの、やや出にくい印象があるので、

• 見つけたときは売らずにしっかり保管しておく
• 風車を複数台作る予定があるなら、早めの段階から意識して集めておく

と安心です。

素材集めのおすすめ手順

効率を意識するなら、次のような流れがおすすめです。

1. 金属探知機を手に入れる。
2. 島を歩き回り、金属探知の反応が出た場所を片っ端から掘る。
3. 出てきたジャンクのうち、
   • 古い歯車
   • 古いバネ
   • 古い車輪
     は必ずキープする。
4. 並行して鉱石掘りもして、スズ・鉄を集めておく。
5. 余裕が出てきたら、スズの板・鉄の延べ棒のストックを増やしておく。

この流れを意識しておけば、「風車を作ろう」と思ったタイミングで一気に必要数が揃いやすいです。

各生産装置への風車の影響

風車の効果が乗る生産装置は、おおまかに次の6種類です。

• 炉（Furnace）
• 高炉（Blast Furnace）
• ストーングラインダー（Stone Grinder）
• グレインミル（Grain Mill）
• 調理用ケトル（Cooking Kettle）
• バーベキュー（BBQ）

これらは風車の範囲に入れておくだけで「処理時間が半分」になります。
それぞれ、どんな場面で恩恵が大きいかを簡単に見ていきます。

炉・高炉

• 鉱石→インゴットを作る、島の根幹となる装置です。
• 銅・スズ・鉄など、どの金属も大量に使うので、炉や高炉を風車の近くに置くかどうかで、資材の回転速度が大きく変わります。
• 高炉は上位インゴットの精錬時間が長いぶん、風車の恩恵も非常に大きいです。
  余裕があれば、高炉を2台以上まとめて風車のそばに固めると、ディープマイン周回後の後処理がかなり楽になります。

ストーングラインダー

• 結石をセメント袋に変える装置です。
• サイロや建築用のブロックなど、石系の建築でセメントを大量に使うタイミングが何度か来ます。
• 風車の範囲に置くと、1個あたり数秒単位で処理できるようになるため、
  結石の山をまとめて変換したいときに非常に便利です。

グレインミル

• 小麦を小麦粉に変える装置です。
• パンやパスタ系の料理を作るときのボトルネックになりがちな装置で、
  風車の有無で待ち時間のストレスが大きく変わる代表格です。
• 小麦畑を本格運用している人は、グレインミルを2〜3台並べて、すべて風車の範囲内に入れるレイアウトが定番になりやすいです。

調理用ケトル

• 複数の食材を組み合わせる、上位料理向けの装置です。
• 回復量が高い料理や、各種バフ料理の多くはこのケトルを使うので、
  料理メインで遊びたい人ほど、風車とのセット運用の重要度が高い装置です。
• 料理エリアを作るときは、
  • 調理用ケトル
  • バーベキュー
  • 調理台
    などをまとめて風車の近くに置き、「狩り→調理→回復・販売」のループを1か所で完結させると動きやすくなります。

バーベキュー

• たき火の上位版で、1素材だけを焼くシンプルな料理に使います。
• もともとたき火より速く焼けますが、さらに風車で半分の時間になるので、
  狩り・釣りの後処理を爆速でこなしたいときに最強の相棒です。
• 肉や魚を大量に焼いて売る金策ルートとも相性が良く、
  バーベキューを複数台並べることで、短時間に大量生産が可能になります。

効果の重複についての注意点

• 1台の装置が複数の風車の範囲に入っていても、速度アップは1段階分だけです。
• 風車とその他の加速装置（ソーラーパネルなど）を重ねても、
  「2倍速のさらに2倍で4倍速」といった重ねがけにはなりません。
• そのため、
  • 1台の機械をとにかく速くするのではなく
  • 「2倍速の機械の数を増やして全体の処理量を底上げする」イメージで装置を増設していくのが効率的です。

---

風車家の中での挙動と注意点

風車について一番勘違いされやすいポイントが、「家の中の機械にも効果があるのか？」という部分です。
結論から言うと、家の中に置いた機械には風車の効果は届きません。

建物の中は別エリア扱い

ゲームの仕様上、

• 自分の家などの建物内部は、外とは別のエリアとして扱われる
• 外に設置した装置の影響は、室内の家具や機械には基本的に届かない

というルールがあります。

そのため、

• 家のすぐ横に風車を立てる
• 家の中に炉やグレインミルを置く

という配置にしても、室内の装置の速度は変わりません。

よくあるパターンとしては、

1. 「家の前に風車を置いたから、家の中の炉も速くなっているはず」と思う
2. 実際にタイマーで測ってみると、外の炉だけが速くて、室内の炉は変化なし

というケースです。ここは仕様として割り切った方がスッキリします。

そもそも風車は室内に置けない

風車は2×2マスを占有する大きめの屋外装置で、
基本的には建物内に設置できない想定になっています。

• 自分の家の中
• NPCの店や施設の室内

こういった場所には、そもそも設置できないか、設置できたとしても挙動が不自然になる可能性が高いです。

そのため、

• 室内の装置は「安全で落ち着いて作業できる場所」
• 屋外の装置は「風車で加速しながらガンガン生産する場所」

という使い分けで考えると整理しやすいです。

建物以外の構造物との関係

風車の効果は、基本的に屋外に置かれた対象装置に対してのみ発生します。

• 宿泊施設や倉庫などの室内：効果なし
• 屋外に置いたサイロや水タンクなど：それ自体が風車対象かどうかで決まる
• ただし、屋根だけの簡易的な建築（完全な建物扱いではない構造）の場合は、屋外扱いになることも多い

このため、装置を屋根付きの場所に置きたい場合は、「実際に風車の範囲に入っているかどうかを少し試してみる」のがおすすめです。

段差と高さに関する注意点

建物とは別に、地形による判定も少し気にする必要があります。

• 小さな段差やなだらかな斜面なら、ほとんどの場合問題なく効果が届く
• 高い崖の上と下、深い窪地と高台のような極端な高低差がある場合は、範囲から外れているケースも考えられます

重要な装置を確実に加速したいなら、高さがそろった平らな場所に生産拠点をまとめるのが安定です。

---

風車とバーベキューの効率比較

風車と特に相性がいい装置のひとつが、バーベキュー（BBQ）です。
ここでは、キャンプファイヤーとの違いや、金策・料理面でどれくらい差が出るかを整理します。

キャンプファイヤーとバーベキューの違い

まず前提として、

• キャンプファイヤー：一番基本的な調理設備
• バーベキュー：キャンプファイヤーの上位版で、調理がかなり速い装置

という関係です。

同じ肉や魚を焼くときでも、

• キャンプファイヤー：1個焼くのにかなり時間がかかる
• バーベキュー：そのおおよそ半分くらいの時間で焼ける

という体感差があります。

バーベキュー＋風車の速度イメージ

ここに風車の効果が加わると、バーベキューの調理時間がさらに半分になります。
ざっくりとしたイメージは次の通りです。

• キャンプファイヤー：1倍速（基準）
• バーベキューのみ：約2倍速
• バーベキュー＋風車：約4倍速

たとえば、キャンプファイヤーで肉1個を焼き終わる時間のあいだに、
風車の範囲内にあるバーベキューなら同じ時間で4個焼き切ってしまう、くらいの差が出ます。

クロコの生肉のような重めの肉を大量に焼きたいときほど、
この速度差がガッツリ効いてきます。

実用的な配置例

料理周りを本格的に回したいときの配置例としては、

• 風車を中心に、その周りを
  • バーベキュー2〜4台
  • 調理用ケトル1〜2台
  • すぐそばに素材用チェストと完成料理用チェスト
    で囲う

といったレイアウトが扱いやすいです。

この配置にしておくと、

1. 狩り・釣りから拠点に戻る
2. 手持ちの生肉・魚・一部のフルーツを全部バーベキューに突っ込む
3. 焼き上がったもののうち、
   • そのまま食べる分：手持ちへ
   • 売る分や上位料理の素材：チェストへ仕分け

というループを一つのエリアだけで完結できます。

金策として見た効率

焼いた料理は、そのまま食べて回復に使うだけでなく、売却してお金に変える用途もかなり重要です。

• 生の肉や魚をそのまま売るより、焼いた状態の方が売値が高いことが多い
• 風車＋バーベキューで調理速度が上がるほど、同じプレイ時間で処理できる素材の量＝売上が増える

という構図になっています。

つまり、

• 狩りや釣りで素材を集める
• バーベキュー＋風車で一気に焼く
• 余った分をショップで売る

というループを回すだけで、序盤〜中盤の安定した金策ラインとして機能しやすくなります。

バーベキューの台数はどれくらいが良い？

風車の効果は装置ごとに独立してかかるので、
バーベキューの台数を増やせば、そのぶん同時に動かせる枠が増える形になります。

• 1台だけだと、どうしても待ち時間が発生しがち
• 3〜4台並べておけば、狩りや釣りで取ってきた分を一気に処理しやすい

風車を増やすよりも、

• まず風車1基＋バーベキュー複数台を揃える
• そこに炉・高炉・グレインミル・調理用ケトルも足して、生産拠点を完成させる

という順番の方が総合的な効率は上げやすいです。

ディンカム 風車と周辺設備の攻略術

---

ソーラーパネルとの違いと使い分け

風車もソーラーパネルも、共通しているのは対応している生産装置のクラフト時間をおおよそ半分に短縮してくれるという点です。ただ、対象や入手タイミング・範囲がかなり違うので、「どっちを優先するか」「どこに置くか」で快適さが変わってきます。

まず、ざっくり特徴を整理しておきます。

• 風車
  • 有効範囲：本体から上下左右に14マス前後、30×30マスくらいの巨大な正方形が対象。
  • 速度効果：範囲内の対応装置のクラフト時間を約半分に短縮。
  • 対象装置：炉、バーベキュー、ストーングラインダー、グレインミル、調理用ケトル、高炉など、序盤〜中盤にフル稼働している機械が中心。
  • 入手タイミング：建築ライセンスLv2でクラフト解禁。素材もスクラップや鉄系で、ゲーム中盤に無理なく狙える。
• ソーラーパネル
  • 有効範囲：本体から各方向8マス、18×18マスと風車より少し狭い。
  • 速度効果：対応装置のクラフト時間を約半分に短縮（ブースト倍率としては風車と同等と考えてOK）。
  • 対象装置：高炉、調理用ケトルに加えて、充電ステーション、キーサイクラーなど終盤寄りの高級設備。
  • 入手タイミング：ベルコニウム鉱石10個＋光るディスク1個を渡してレシピ解放。クラフトにはベルコニウムの延べ棒や多数の電子パーツ、そしてかなり高額なディンクが必要。

どちらも屋内の機械には効果なしという共通点があります。建物内は別マップ扱いなので、家の中の炉や調理台は、外に置いた風車やソーラーパネルでは加速できません。

また、同じ種類の装置を複数重ねても、速度アップは1台分だけです。風車2台の範囲に炉を置いても「半分の時間」のまま、4分の1などにはなりません。ソーラーパネルも同じ仕組みです。

じゃあ、実際の使い分けはどうするかというと、だいたい次のイメージになります。

• 序盤〜中盤
  • まずは風車を1台作るのを最優先。
  • 周囲30×30マスの範囲に、炉・ストーングラインダー・バーベキュー・グレインミル・調理用ケトルをまとめて置き、「メイン工場」を作ると一気に生活が楽になります。
• 中盤〜終盤
  • ディープマイン周回やベルコニウム採掘を本格的に始めて、電子ジャンクも余り始めたらソーラーパネルを導入。
  • 高炉・調理用ケトル・充電ステーション・キーサイクラーをソーラーパネルの18×18範囲の中に固めるレイアウトが定番です。
• 共存させる場合
  • 同じ機械に対して、風車とソーラーパネルの両方を当てても効果は一つ分だけと考えた方が安全です。
  • なので、風車はオールドなクラフト系担当、ソーラーパネルは電力系・上位クラフト担当で役割分担させるイメージで配置するとムダが出にくいです。

どちらも設置後にテープメジャーを使うと、ゲーム内で範囲を可視化できるので、実際にはそれを見ながら微調整していくのがおすすめです。

---

樽と風車の間接シナジー活用

樽そのものは、実は風車の対象外です。機械の対応一覧に入っていないので、樽の醸造時間は風車を置いても短縮されません。同じ位置に移動しても、完成までの日数はほぼ変わらないはずです。

ただし、だからといって風車と無関係かと言うと、そんなことはなくて、素材側を2倍速で作ることで樽をフルに回せるという強い間接シナジーがあります。

樽で作れる代表的なドリンクは、例えばこんな感じです。

• ボトルブラシのドリンク
  → ボトルブラシをまとめて発酵させる。HP回復が強くて売値も高め。
• ワトルブリュー
  → イエローワトルフラワーを使ったスタミナと作業速度系のドリンク。
• ゼリーブリュー
  → モンスターのゼリーを大量消費しつつ、HPとスタミナをまとめて回復できる高性能ドリンク。

どれも「素材を10個単位で突っ込んで、数日待つ」といった仕様なので、樽を増やせば増やすほど、素材の供給が追いつかないことが多いです。ここで風車が効いてきます。

例えばこんな構成が分かりやすいです。

• 風車範囲内に設置するもの
  • グレインミル（小麦やトウモロコシなどの加工）
  • ストーングラインダー（結石からセメント袋）
  • 炉・高炉（インゴット生産）
  • バーベキューと調理用ケトル（料理用素材の加工）
• 風車から少し離した場所に置くもの
  • 樽をずらっと並べた醸造スペース（見た目も楽しいエリア）

この構成だと、風車の効果で農作物・肉・ゼリーなど樽に入れたい素材を高速に加工できるので、樽に回す素材が常にストックされている状態を作りやすくなります。

醸造時間自体は、ゲーム内の時間で数日単位の長さです。目安としては、「翌日には絶対完成しないけど、数日放置して気づいたら出来上がっている」くらいのサイクルをイメージしておくと、体感的にはちょうどいいと思います。

樽のドリンクは、どれも単純な素材のまま売るよりもかなり高い売値になりやすいので、風車で素材を2倍速生産して樽で高額ドリンク化し収入源にするというラインを整えると、島の経済が一段ステップアップします。

---

サイロと家畜運用で収入を安定化

サイロは、家畜を本格的に飼い始めた頃に一気に生活を楽にしてくれる装置です。

仕組みはシンプルで、

• 本体の中にアニマルフードをまとめて突っ込んでおく
• 毎朝、自動的に範囲内のアニマルフィーダーへエサを配ってくれる
• プレイヤーが一つずつフィーダーに入れる必要がなくなる

というものです。

サイロのポイントは次の3つです。

1. 範囲がかなり広い
   有効範囲はサイロを中心とした18×18マス前後で、牧場をまるごと1ブロック管理できる広さがあります。離れすぎると届かないので、フィーダーを配置するときは「なんとなく中心になる場所」に建てると管理しやすいです。
2. 標高の違いは気にしなくていい
   丘の上や段差の下にフィーダーがあっても、範囲内なら問題なく給餌してくれます。ついでに言うと、風車との距離計算でややこしくなりがちな高低差も、サイロに関してはあまりシビアに考えなくて大丈夫です。
3. 内部ストック数がかなり多い
   サイロに入れておけるエサの量は数百個単位で、うっかり数日牧場を放置してもエサ切れになりにくいくらいの余裕があります。

ここで風車との組み合わせが光ります。

• アニマルフードは、小麦などをグレインミルで粉砕して作るレシピがあります。
• グレインミルは風車の対象なので、風車の範囲内にグレインミルをまとめて置くと、アニマルフード製造スピードが2倍になります。

つまり、

1. 畑と風車とグレインミルでアニマルフードを大量生産
2. それをサイロに突っ込んでおく
3. サイロが自動で家畜に配る
4. 卵やミルク、毛や肉などの産物が、毎日ほぼノー操作で入ってくる

という仕組みが作れます。

家畜は、例えばチョーク系（ニワトリ）、ヴォンバット系、ブタ系など、種類によって卵、ミルク、肉、毛といった産物が違います。
これらを

• そのまま売る
• バーベキューや調理用ケトルで料理にしてから売る
• 一部を自分用のバフ料理に回す

といった感じで回すと、収入と戦闘・作業効率の両方が安定して上がっていきます。

レイアウトの一例を挙げると、

• 牧場エリアのほぼ中央にサイロ
• その周囲にアニマルフィーダーをぐるっと設置
• 少し離れた場所に「牧場用キッチン」を作り、
  • 風車とバーベキュー
  • 調理用ケトル
  • グレインミル
    をまとめて置く

という感じにしておくと、家畜から料理、売却までが非常にスムーズになります。

---

カニカゴとディープマイン準備

カニカゴ（カニ捕りカゴ）は、一見すると「おまけ要素」に見えがちですが、実はディープマイン周回の準備にとても役立つ装置です。

まず、カニカゴの基本ルールから整理しておきます。

• 設置場所：水深2マス以上の水辺に置く必要がある
• 使い方：
  • 砂浜や川辺など、十分な深さの水マスにカゴを設置
  • 生肉などの餌を入れる
  • 1ゲーム内日が経ったら回収
• 釣れるもの：
  • 各種の魚
  • カニ系の甲殻類
  • ゴミ
  • 古い鍵（Old Key） など

特に重要なのが古い鍵です。ディープマインの中で、鍵付きゲートを開ける時に消費するアレですね。ディープマインを本格的に回すようになると、

• 1回の探索で複数の鍵付きドアを開けたい
• 高難度エリアでは鍵の消費がさらに増える

といった理由で、鍵が常に不足しがちになります。

カニカゴはこの鍵の主な供給源のひとつで、数を並べるとかなり安定して鍵が集まります。プレイヤーの体感としても、数十個単位で設置した場合に毎日複数の鍵が手に入るパターンが多く、しっかり数を用意しておくと、ディープマイン前の「鍵チェック」がだいぶ気楽になります。

ここでも風車の出番があります。

• カニカゴに入れる餌は、ほとんどの場合生肉か調理済みの肉です。
• 肉は狩猟や家畜から手に入りますが、数十個のカニカゴを毎日動かすとなると、餌の数もかなりの量が必要です。
• そこで、風車の範囲内にバーベキューや調理用ケトルをまとめて設置し、肉の加工スピードを2倍にすると、餌の準備が一気に楽になります。

さらに、「サイロと家畜運用」と組み合わせると、ディープマイン準備としてはかなり盤石です。

1. 畑とグレインミルと風車でアニマルフード大量生産
2. サイロで家畜に自動給餌
3. 家畜から出る肉や卵をキッチンに運び、風車範囲で高速料理
4. 一部の肉をカニカゴの餌として使う
5. カニカゴから古い鍵が貯まる
6. 鍵と料理を抱えてディープマインに突入

という流れですね。

カニカゴの数は、ゲーム序盤なら5〜10個程度でも体感できますが、ディープマインを本格的に掘りたいなら20〜30個以上並べてしまってもいいと思います。手間とのバランスを見ながら、自分が毎日回収しても苦にならない数に調整してみてください。

---

風車を軸にした金策と攻略ルート

ここまでの要素を組み合わせると、風車を中心に経済と攻略を回すルートが自然に見えてきます。ざっくり、ゲーム進行を3段階に分けて整理してみます。

---

① 風車解禁からメイン工場づくりへ

この段階の目標は、建築ライセンスLv2を取り、風車を1台クラフトすることです。

風車を手に入れたら、まずは拠点のどこかに「メイン工場」を作ります。

• 風車を中心に、30×30マス範囲にすべて収まるように
  • 炉と高炉
  • ストーングラインダー
  • グレインミル
  • バーベキュー
  • 調理用ケトル
    を固めて設置。

この工場に素材をまとめて突っ込んでおけば、鉱石や石、作物や肉がどんどん加工されていく自動ライン状態になります。

この段階での主な金策は、

• 鉄インゴットやブロンズ系インゴットの売却
• クロコの肉や魚などの焼き料理の売却
• 余った小麦を小麦粉にして売る

など、拾ったものや採れたものを風車で高速加工して売るスタイルが中心です。

---

② 家畜とサイロと樽を絡めた中盤ループ

次の段階では、家畜とサイロ、樽を使って安定収入ラインを作ります。

• 飼育ライセンスを上げて家畜を増やす
• サイロを建ててアニマルフィーダーを範囲内に敷き詰める
• グレインミルと風車でアニマルフード量産 → サイロにまとめて投入
• 牧場の近くに、風車範囲内の「牧場用キッチン」を作る
  • 卵やミルク、肉を料理して高値で売る
• 畑エリアでは、ボトルブラシやイエローワトル、ゼリー素材を集めて樽で醸造

このループで、日課としてやることが収穫と回収と補充中心になっていくので、プレイ時間に対しての収入効率がかなり上がります。

樽のドリンクは完成まで数日かかりますが、風車で素材供給が早まる分、樽の数を増やしても詰まりにくいのがポイントです。

---

③ ソーラーパネルとディープマインを絡めた終盤ループ

ベルコニウム鉱石や光るディスクを安定供給できるようになったら、ソーラーパネルとディープマインを絡めた高効率ルートに移行していきます。

このあたりでやりたいことは、

• ソーラーパネルを1〜2台クラフトして、
  • 高炉
  • 調理用ケトル
  • 充電ステーション
  • キーサイクラー
    を18×18範囲にまとめる。
• カニカゴを水深2マス以上の場所に大量設置して、古い鍵をストック。
• カニカゴの餌は、風車範囲内キッチンで量産した肉料理や生肉を使う。
• ディープマイン周回で鉱石やレアアイテムを集め、帰ってきたら
  • 高炉で高速精錬（ソーラーパネルの効果）
  • 料理や醸造で価値の高いアイテムをまとめて生産
  • まとめ売りで一気にディンクを稼ぐ

というサイクルです。

ここまで来ると、風車はクラフト全体の底上げ、ソーラーパネルはハイエンド設備の加速という役割分担がハッキリしてきます。拠点レイアウトを見直して、

• 風車の30×30範囲を、なるべく無駄なく生産設備で埋める
• ソーラーパネルの18×18範囲に、高価な素材を扱う設備を寄せる

という感じで組み替えると、ディンクも素材も一気に余裕が出てきます。

---

よくある質問と細かなテクニック集

最後に、風車まわりでよくある疑問や、知っておくとちょっと得する小ネタをまとめておきます。

---

風車とソーラーパネルの効果は重なりますか？

重なりません。

• 風車の範囲内にある対応装置 → 時間が半分になる
• ソーラーパネルの範囲内にある対応装置 → 時間が半分になる
• 両方の範囲に入っていても4分の1にはならず、あくまで半分のまま

という仕様です。同じ種類同士（風車×風車、ソーラーパネル×ソーラーパネル）も同様で、1台分の効果だけが適用されます。

なので、複数台を置く場合は「速度アップを重ねる」のではなく、有効範囲を広げたり、エリアごとに担当させるためと考えるといいです。

---

風車の有効範囲はどう測ればいいですか？

風車の有効範囲は、本体から14マス前後で30×30マスの正方形です。ただ、目算でマスを数えるのは面倒なので、テープメジャーを使うのがおすすめです。

テープメジャーを風車に向かって使うと、その場で範囲がハイライトされるので、

• 範囲ギリギリに置いてしまっている炉
• 微妙に外れているストーングラインダー

などを直感的に確認して、ちょっとずつ配置を調整できます。

---

風車はどのくらいの数を作ればいい？

拠点の広さやプレイスタイルにもよりますが、目安としてはこんな感じです。

• 小さめの拠点：1〜2台
• 島のあちこちに工場や畑がある場合：3〜4台

重要なのは、工場ブロック1つにつき風車1台くらいの感覚です。バラバラに置くのではなく、

• 金属加工用工場ブロック
• 農業と粉ひき用の工場ブロック
• 牧場用キッチンブロック

みたいにエリアを区切り、それぞれの中央に風車を立てると、視覚的にも分かりやすくて便利です。

---

高さや段差があると効果は消えますか？

小さい段差や坂を挟んでも、同じ屋外エリアで範囲内に入りさえすれば効果は届きます。
高低差による判定バグは一部のアップデートで調整されていて、今は「水平距離」を基準に見ておけばほぼ問題ありません。

ただし、建物の中は別マップ扱いなので、屋内の炉や調理台は絶対に加速されない点だけは覚えておくと安心です。

---

風車は樽やサイロやカニカゴにも効果がありますか？

ここはよく勘違いが出るポイントです。

• 樽（醸造設備）
  → 非対応。醸造時間は変わりませんが、素材側を早く用意できるので間接的なシナジーは大きいです。
• サイロ
  → 非対応。給餌処理に「時間」という概念がないので、効果の出ようがありません。
• カニカゴ
  → 非対応。設置型のトラップであり、生産装置の一覧にも含まれていません。餌を仕込んで時間経過を待つだけなので、ここにも風車の効果は乗りません。

風車とソーラーパネルの対象になるのは、炉や高炉、グレインミル、ストーングラインダー、バーベキュー、調理用ケトル、充電ステーション、キーサイクラーなど、明確なクラフト時間を持つ機械に限られると思っておくと覚えやすいです。

---

ソーラーパネルは天気や昼夜の影響を受けますか？

名前の割に、ゲーム内では天気や昼夜の影響を受けません。曇りでも雨でも夜でも、範囲内の対応装置はきちんと半分の時間で動いてくれます。

「太陽が出ていないと止まりそう」と思いがちですが、そこはあまり気にしなくて大丈夫です。

---

【ディンカム 風車】の総括

・ディンカム風車は対応装置を二倍速にする非常に重要な生産設備である
・風車は炉や高炉やグレインミルやバーベキューなど六種の装置に効果がある
・風車の効果は燃料不要で常時発動し拠点の生産テンポを大きく底上げできる
・風車の有効範囲はおよそ三十マス四方で生産装置を一か所に集約するほど効率的である
・風車の範囲はテープメジャーで可視化でき装置の置き直しの失敗を減らせる
・同じ装置に複数の風車効果は重複せず速度上昇は一段階分だけにとどまる
・風車は建築ライセンス二レベル習得後に作業台からクラフト可能になる
・風車クラフトにはスズの板や鉄の延べ棒や古い歯車など金属系素材が多く必要である
・古い歯車や古いバネや古い車輪は金属探知機で掘り出す埋蔵ジャンクから効率よく集められる
・グレインミルを風車範囲に置くことで小麦粉やアニマルフードの大量生産がしやすくなる
・樽は風車対象外だが素材側を二倍速で用意できるため醸造ライン全体の回転が向上する
・サイロは風車対象外だが風車付きグレインミルでエサ量産し自動給餌と組み合わせると家畜収入が安定する
・カニカゴ自体は風車対象外だが家畜や狩りで得た肉を高速加工して餌に回すことで古い鍵供給を強化できる
・ソーラーパネルは風車より範囲が狭いが高炉や充電ステーションなど終盤設備を半分の時間で動かせる
・中盤以降は風車でクラフト全体を底上げしつつソーラーパネルでハイエンド設備を加速させる構成が有効である
・風車を軸にしたメイン工場と牧場キッチンと終盤工場を分けて配置すると島全体の導線と金策効率が向上する