『龍が如く 維新! 極』の購入を検討していて、実際のプレイヤーが下す龍が如く維新極評価が気になっていませんか?
「Unreal Engineでグラフィックは進化したみたいだけど、システムの古さが残っているって本当?」「オールスターキャストの共演は魅力的だけど、やり込み要素の『ひどい』難易度ってどれくらい?」といった疑問をお持ちかもしれませんね。
本作は、幕末を舞台に坂本龍馬の熱い物語を描くフルリメイク作品として、非常に好評という高い総合評価を得ています。しかし、その一方で「メインストーリーは最高だけど、トロフィーコンプリートは難しい」と、評価が真っ二つに分かれる賛否両論の側面も持ち合わせています。
このページでは、実際にプレイしたユーザーの龍が如く維新極評価を徹底的に分析し、ストーリーの面白さや美麗なグラフィックといった高評価の決め手から、「手抜き」だと感じられるシステムの古さ、そして資金繰りや素材集めの過酷さといった気になる点まで、両面から詳しく検証していきます。
この記事を最後までお読みいただければ、あなたが『龍が如く 維新! 極』をプレイする際に、何を期待すべきで、何に注意すべきかが明確になり、購入後の後悔を防ぐことができるでしょう。ぜひ、参考にしてください。
・ストーリー、グラフィック、キャスト刷新など高評価の決め手となる要素
・やり込みや戦闘バランスなど賛否両論を生むシステムの古さと難点
・最強装備の作成に必要な資金繰りや印集めの過酷な実態
・「手抜き」と感じられる点や現在の評判レベルから見る総評
リメイク作品として龍が如く 維新極 評価が高い理由!
・ストーリーは面白い?史実との融合に注目!
・Unreal Engineで描かれる美麗なグラフィック!
・作品の壁を超えたオールスターキャラの共演!
・爽快感が増した豪快なバトルシステムとは?
・初心者も楽しめる豊富なやり込み要素!
・ユーザーレビューが語る「良い評価」の決め手!
ストーリーは面白い?史実との融合に注目!
『龍が如く 維新! 極』の物語は、幕末という激動の時代を舞台に「維新の英雄である坂本龍馬が、幕末最強の剣客集団・新選組に入隊していたら」という壮大な“if”のシナリオが描かれます。この独創的な設定が、本作の評価を決定づける大きな要素となっています。
物語の主人公である坂本龍馬は、恩師を殺した犯人を追うため、その身分を隠して斎藤一と名乗り、新選組の隊士となります。プレイヤーは、新選組の厳しい掟と、土佐勤王党の盟友である武市半平太との複雑な関係の中で、京の裏側で渦巻く陰謀に立ち向かうことになります。
シリーズファンも引き込まれる人間ドラマの魅力
ストーリーの評価が高い理由として、シリーズ作品が培ってきた「熱い人間ドラマ」が幕末という舞台に見事に落とし込まれている点が挙げられます。特に、仲間や師との絆、裏切り、そして己の信念を貫く男たちの姿は、涙なしには見られないという声が多数あります。
- 史実を知らなくても楽しめる: 基本的な歴史知識がなくとも、ゲーム内で用語の詳細な説明が確認できるため、物語にスムーズに入り込めます。
- 史実を知っているとさらに面白い: 誰もが知る新選組や幕末の志士たちが、龍が如くシリーズのキャラクターたちによって演じられることで、彼らの行動や立ち位置が史実とどう絡んでくるのかを推測する楽しみがあります。特に後半に進むにつれて、物語の伏線が回収される展開は、非常に見応えがあるという意見が多く見られます。
一方で、物語の終盤は展開が一気に進み、時に「都合が良すぎるのでは?」と感じるような、龍が如くシリーズ特有のご都合主義的な展開や、敵がどれだけ倒しても立ち上がってくる不死身ぶりが目立つという意見もあります。しかし、総じてストーリーは「最後まで目が離せない面白さ」であり、「つまらない」と感じるプレイヤーは少ないとされています。
Unreal Engineで描かれる美麗なグラフィック!
本作がフルリメイク作品「極」として評価される上で、最も明白な進化点の一つがグラフィックです。オリジナル版から使用エンジンが一新され、Unreal Engine(アンリアルエンジン)の採用によって、映像表現が大幅に向上しています。
次世代機レベルで描かれる幕末の京
Unreal Engineを採用したことにより、特に以下のような点でグラフィックの進化が顕著に見られます。
- ライティングと質感表現: 夜の京の街や、雨上がりの濡れた路面、室内に入る光の表現などが非常にリアルになっています。登場人物の衣装や肌の質感も細かく表現されており、臨場感が格段に増しているという評価が多いです。
- キャラクターモデルの刷新: シリーズオールスターキャストとして登場するキャラクターたちのモデリングが最新技術で描き直されており、彼らの表情の変化や感情の機微がより鮮明に伝わります。
- エフェクトの強化: バトル時の炎や爆発のエフェクト、必殺技を繰り出す際の派手な演出など、視覚的な爽快感が向上しています。
このグラフィックの進化は、プレイヤーの没入感を高め、熱いストーリーを一層魅力的に引き立てることに成功していると言えます。リメイクでありながら「まるで新作をプレイしているようだ」と感じさせるほどのクオリティの高さが、「良い評価」の大きな要因の一つです。
作品の壁を超えたオールスターキャラの共演!
『龍が如く 維新! 極』のもう一つの大きな魅力は、シリーズ作品の枠を超えて集結した「オールスターキャラクター」たちによる共演です。これはオリジナル版からの大きな変更点であり、ファンにとってはたまらない要素となっています。
豪華すぎるキャスティングの入れ替わり
主人公の坂本龍馬を桐生一馬が演じるという基本設定はオリジナル版から変わりませんが、一部の主要なキャラクターのキャスティングが刷新されています。これは、後の『龍が如く0』、『龍が如く6』、『龍が如く7』などから人気を博したキャラクターが追加されたためです。
幕末の役柄 | シリーズの顔ぶれ(一例) | 備考 |
坂本龍馬 | 桐生一馬 | 偽名「斎藤一」として新選組に入隊 |
武市半平太 | 峯義孝(『龍が如く3』)など | 土佐勤王党盟主。龍馬の義兄弟。 |
近藤勇 | 大塚明夫(声優) | 新選組局長。重厚な演技が光る。 |
土方歳三 | 郷田龍司(『龍が如く2』) | 新選組副長。カリスマ性を放つ。 |
伊東甲子太郎 | 荒川真澄(『龍が如く7』) | 元七番隊隊長。知的な謀略家。 |
武田観柳斎 | 趙天佑(『龍が如く7』) | 五番隊隊長。戦闘スタイルにも注目。 |
永倉新八 | 馬場茂樹(『龍が如く5』) | 二番隊隊長。寡黙な武人。 |
山崎丞 | 足立宏一(『龍が如く7』) | 監察・密偵役。影の仕事人。 |
特に『龍が如く7』から登場した足立宏一や趙天佑などの新世代キャラクターの登場は、シリーズを最近始めたプレイヤーにとっても「お楽しみ要素」の一つとなっています。過去のシリーズで惜しまれながら亡くなったキャラクターや、強烈な印象を残した敵キャラクターに、再びこの作品で出会えるという点も、ファンにとって大きな喜びであり、「極」の名にふさわしい豪華な顔ぶれだと高い評価を得ています。
ただし、オリジナル版からキャストが変更されたキャラクターについては、一部で「以前の方が良かった」という意見も見受けられますが、全体としては、熱い男たちの人間ドラマをより深く楽しむための最高のスパイスとして機能しています。
爽快感が増した豪快なバトルシステムとは?
本作のバトルシステムは、プレイヤーが4つの型(スタイル)を自在に切り替えながら戦うのが特徴です。その根幹はオリジナル版から受け継がれていますが、フルリメイクに伴い、特に「隊士スキル」のシステムが刷新され、爽快感と戦略性が格段に向上しています。
四つの型を使いこなす戦闘スタイル
龍馬が使える4つの型は以下の通りです。
- 一刀の型: 日本刀のみを使用するオーソドックスな剣術。カウンターや鍔迫り合いなど、武士らしい立ち回りが可能。
- 短銃の型: 銃のみを使用する遠距離型。敵を遠ざけたり、安全な場所から攻撃したりと、戦略的な立ち回りに向く。
- 乱舞の型: 刀と銃を同時に使い、流れるような連続攻撃を行う高速・手数型。雑魚敵を一掃するのに非常に有効。
- 無刀の型: 武器を持たず、素手で戦う格闘型。敵の武器を奪ったり、受け流したりする、まさに桐生一馬らしい豪快なスタイル。
ユーザーレビューでは、短銃の型と乱舞の型が使いやすく爽快であるという意見が多い一方、一刀の型はモーションが重く、慣れるまで使いづらいという評価も散見されます。しかし、ステータスが上がるにつれて全スタイルでスピード感が増し、戦闘の爽快感が向上するとされます。
爽快感と戦略性を高める隊士スキル
最も大きな変化が、新選組の隊士たちをカードとして装備し、隊士スキルを発動できるようになった点です。オリジナル版では特定モードでしか使えなかったこのスキルが、メインシナリオを含むすべてのバトルで利用可能になりました。
隊士スキルには、回復系の技や、敵を一掃できるド派手な必殺技(広範囲の炎上攻撃、銃の乱射など)があり、戦闘の単調さを打ち破り、プレイヤーの戦略の幅を大きく広げます。特に、オリジナル版をプレイした人からは「難易度調整の面で非常に有効」であり、「より派手なバトルを楽しめるようになった」と高評価を得ています。
初心者も楽しめる豊富なやり込み要素!
『龍が如く 維新! 極』は、メインストーリーをクリアした後も長く楽しめる、シリーズおなじみの豊富なやり込み要素(ボリューム)が用意されています。ストーリーに加えて、幕末の京の生活を思う存分堪能できるサブコンテンツが満載です。
幕末生活を体験できるアナザーライフ
数あるやり込み要素の中でも、特にプレイヤーの生活感を豊かにするのが「アナザーライフ」です。これは龍馬の別宅での生活をシミュレーションする要素で、以下のような活動が可能です。
- 農作物の育成: 畑で野菜を育て、収穫して売却したり、料理に使ったりできます。
- 料理: 収穫した食材を使って料理を作り、体力の回復や、徳ポイントの獲得に繋げられます。
- 釣り: 川や海で釣りが楽しめます。釣った魚は食材や売却アイテム、あるいは徳を稼ぐための材料にもなります。
このアナザーライフは、単なるミニゲームではなく、物語を進める上で重要な「徳」の獲得や、資金繰りの問題(後述)を解決するための重要な手段にもなっており、「めんどくさい」と感じるプレイヤーもいる一方で、「幕末の生活感を味わえて楽しい」という声も多く聞かれます。
プレイヤーを悩ませるプレイスポットとコンプリート要素
いつもの龍が如くシリーズと同様、京の街には数多くのプレイスポット(ミニゲーム)が存在します。賭博や将棋はもちろん、リズムゲームなども楽しめます。
- 幕末式カラオケ: シリーズおなじみのカラオケは、幕末仕様として尺八で熱唱するというユニークな形にアレンジされており、高い中毒性があります。
- 賭博(鶏レース): 特に資金稼ぎとして、鶏レースの三連や五連でポイントを稼ぎ、換金アイテムに交換する手法が有名です。
- バトルダンジョン: 資金や素材、そして強力な隊士カードを集めるための主要なコンテンツですが、同じダンジョンを繰り返し潜る必要があるため、作業感が強いという意見もあります。
全ての要素を遊び尽くし、トロフィーコンプリート(トロコン)を目指すには、印集めや最強武器の作成が大きな壁となり、非常に長い時間を要するとされています。しかし、この豊富なボリュームこそが、シリーズファンが龍が如くを支持する大きな理由の一つです。
ユーザーレビューが語る「良い評価」の決め手!
Steamにおける本作の総合レビューは「非常に好評」(4,361件)となっており、多くのプレイヤーが『龍が如く 維新! 極』の出来栄えに満足しています。リメイク作品として成功を収めた「良い評価」の決め手は、以下の3点に集約されます。
1. 圧巻のストーリーとキャラクターの魅力
最も多くのプレイヤーが評価しているのが、前述した「物語の面白さ」と「キャラクターの魅力」です。
- ストーリーの引き込み力: 「if」の物語でありながら、裏切りや陰謀、熱い信念が交錯する展開は、多くのプレイヤーを夢中にさせます。「ストーリークリアだけでも買う価値がある」という意見が多く、「つまらない」と感じる要素を凌駕する力を持っています。
- オールスター共演の熱: 過去シリーズのキャラクターたちが、幕末の志士として新たな役を演じる新鮮さと、その熱い人間ドラマに触れられることが、シリーズファンにとって最高の評価ポイントとなっています。特に、亡くなったキャラクターに再び会える喜びを感じるファンも少なくありません。
2. 最新技術によるグラフィックの進化
Unreal Engineによるグラフィックの進化は、単なる見た目の美しさだけでなく、ゲーム体験全体の没入感を高めたと評価されています。
- 京の街並みの表現: 古都の雰囲気をリアルに感じられる美麗なグラフィックは、街歩きや戦闘の臨場感を高めています。
- 「極」にふさわしい進化: フルリメイクとして、単なる移植ではないグラフィックの大幅な品質向上を実現したことが、多くのユーザーに受け入れられています。
3. バトルシステムの爽快性の向上
オリジナル版のシステムを受け継ぎながらも、隊士スキルの常時利用を可能にした調整は、プレイヤー体験を大きく向上させました。
- 派手な必殺技: 隊士スキルによって、戦闘にド派手な必殺技が加わり、特に集団戦での爽快感が大幅にアップしています。
- 戦略性の追加: 4つの型に加えて、隊士スキルの組み合わせを考えることで、単なるアクションだけでなく、戦略性の高いバトルを楽しめるようになりました。
これらの要素が合わさることで、一部で指摘されるシステム的な不便さや、資金繰りの厳しさといった「気になる点」を差し引いても、総合的には非常に満足度の高い作品であるというのが、現在のユーザーレビューが示す「良い評価」の総意と言えます。
賛否両論?龍が如く 維新極 評価の気になる点を徹底検証!
・一部で「ひどい」と言われるシステムの古さ?
・トロコンの壁!最強装備と素材集めは難しい?
・序盤の敵が強い!戦闘のもっさり感とカメラ!
・なぜお金稼ぎや鍛冶に時間がかかるのか?
・「極」なのに手抜きだと感じてしまう要素!
・発売から時間が経った現在の評判レベルは?
一部で「ひどい」と言われるシステムの古さ?
『龍が如く 維新! 極』は、最新のグラフィックエンジンを採用しているものの、一部のシステムや操作性については、オリジナル版の仕様を色濃く残しており、これが「システムの古さ」として、一部のプレイヤーから「ひどい」という厳しい意見につながる原因の一つとされています。
特に不満が集中するのは、UI/UX(ユーザーインターフェース・ユーザー体験)に関わる部分です。最新のゲーム、特に『龍が如く7』以降の作品に慣れている方ほど、以下のような点にギャップを感じる可能性があります。
テンポの悪さを感じる操作性
- アイテムの大量操作の不便さ:例えば、料理を作る際や、特定のアイテムを店で購入する際に、一個ずつしか作成・購入できない仕様が残っています。最強装備の作成や、やり込み要素で大量のアイテムや消耗品が必要になるため、この操作の煩雑さが作業感を助長しているという意見が多く聞かれます。
- テキスト送りの煩わしさ:街中で福引券などの小さなアイテムを拾う際や、NPCとの細かい会話のテキストボックスを、まとめてスキップすることができない箇所があります。この一つ一つの「待ち」が積み重なることで、ゲーム全体のテンポが悪く感じられる原因とされています。
- 視野角(カメラ)の設定:ゲーム開始時のデフォルト設定では、一部のプレイヤーが酔いやすいと感じることがあります。これは設定で視野角を最大まで上げることで改善される傾向にありますが、初期設定のままでは快適さに欠けるという意見が見られます。
これらの問題点は、ゲームの核となるストーリーや戦闘の楽しさを損なうものではありませんが、長時間プレイする上でのストレス要因となってしまうため、快適性を求めるプレイヤーにとっては改善が望まれる点とされています。
トロコンの壁!最強装備と素材集めは難しい?
『龍が如く 維新! 極』は、メインストーリーをクリアした後も、トロフィーコンプリート(トロコン)や最強装備の作成という、非常に挑戦しがいのあるやり込み要素が待っています。しかし、この終盤のやり込み要素が、多くのプレイヤーにとって「難しい」と感じさせる最大の壁となっています。
終わりが見えない印集めの過酷さ
最強の武器や防具には、特殊な効果を付与する「印(いん)」を装着することが可能です。この印が強力であればあるほど戦闘を有利に進められますが、その収集は非常に困難を極めます。
- ランダム要素と時間投資:印は装備品を作成したり、特定の行動をとったりすることで手に入りますが、入手できる印の種類や付与される確率はランダム性が高く、目当ての印を狙って入手するには多大な時間が必要になります。
- レア印「改心」の難しさ:特に強力な効果を持つとされる「改心」の印などは、入手方法が非常に限られており、効率的な手順が発見されているものの、それを実行するためにはさらに時間を費やす必要があるとされています。ゲーム内で入手した印の総数が少なく、「トロコンの最大の障壁」だと感じるプレイヤーも多く見られます。
バトルダンジョン周回の必要性
最強クラスの武器や防具を作成するためには、鍛冶屋で素材を組み合わせて製作する必要があります。この製作に必要な高ランクの素材の多くは、通常プレイでは入手が難しく、バトルダンジョンを繰り返し周回して集めることが基本となります。
- 運と作業の繰り返し:バトルダンジョンは強力な隊士カードや資金稼ぎにも役立つ場所ですが、レアな素材のドロップ率は変動する可能性があり、運が悪ければ何度も何度も潜り続ける作業を強いられます。
- 時間と労力の要求:この素材集めには膨大な時間がかかるため、「最強を目指すのは非常に過酷な作業を強いられる」という意見が多く、メインストーリーだけを楽しむプレイヤーと、コンプリートを目指すプレイヤーとの間で評価が分かれる大きな要因となっています。
トロコンを目指す場合は、計画的な印集めと根気強いバトルダンジョン周回が必要不可欠であり、ゲームを始める前からそのボリュームを理解しておくことが重要です。
序盤の敵が強い!戦闘のもっさり感とカメラ!
戦闘システム自体は「爽快感が増した」と評価されている一方で、ゲームを始めたばかりの序盤においては、敵が倒しにくく、戦闘がスムーズに進まないという問題点が指摘されています。
序盤の「敵が強い」現象とその理由
プレイヤーが「序盤の敵が強い」と感じる背景には、以下の理由が挙げられます。
- ステータスが低いこと:ゲーム開始直後は、龍馬の攻撃力や体力などのステータスがまだ低いため、街中でエンカウントするチンピラ程度の敵でも打たれ強く(硬く)感じられ、一掃に時間がかかります。
- 使える技の少なさ:ゲーム序盤は、まだ隊士スキルやヒートアクションといったド派手な必殺技が十分に解放されていないため、戦闘が単調になりがちです。
戦闘の「もっさり感」も、この序盤のステータスの低さと関連しています。攻撃のスピードや動きの機敏さが不足しているように感じられ、特に『龍が如く0』などのスピーディな戦闘に慣れたプレイヤーは、この緩慢な動きに慣れるまで時間が必要です。しかし、ユーザーレビューによると、物語が進み、ステータスが向上するにつれて、スピード感が出てきて爽快感も上がってくるため、序盤を乗り越えることが重要とされます。
カメラワークの課題
戦闘において、プレイヤーの視覚的なストレスとなるのがカメラワークです。
- 屋内戦での視界:特に狭い屋内での戦闘時や、多数の敵に囲まれた際に、カメラが壁や障害物に遮られてしまい、敵を見失うことがあります。
- ロックオンの難しさ:敵との距離が近い乱戦状態では、意図しない敵をロックオンしてしまい、攻撃対象を切り替えにくいといった操作上の課題も指摘されています。
これらの問題を軽減するために、序盤は無料のDLC武器を使うことで一時的に難易度を下げる、あるいは「釣りをして徳を稼ぎ、アイテムの所持数や走れる長さを増やす」といった地道な努力で間接的に戦闘を有利にするといった対策が、プレイヤー間で推奨されています。
なぜお金稼ぎや鍛冶に時間がかかるのか?
『龍が如く 維新! 極』の生活において、プレイヤーの頭を最も悩ませるのが「資金繰り」です。主人公である坂本龍馬は、最強の武器や防具の作成に多額の費用が必要であるにもかかわらず、「貧乏侍」状態が長く続きます。
鍛冶(武器強化)に必要とされる高額な費用
お金稼ぎが必須となる最大の理由は、鍛冶(武器・防具の強化・作成)にかかる費用が非常に高額であることです。
- 鍛冶レベルの解放費用:まず、鍛冶屋のレベルを上げ、より強力な装備を作成・強化できるようにするためにも、まとまった費用が必要です。
- 最終装備の製作費用:高ランクの武器や防具の製作・強化には、数百両から千両(りょう)を超える費用が要求されます。これは、戦闘報酬やサブストーリーのクリア報酬だけで賄うには到底追いつかない金額です。
この高額な費用にもかかわらず、お金(両)を効率的に稼ぐ手段が限られているため、「お金が足りない」「刀の強化の値段が高すぎて手が出せない」という不満の声が多く聞かれます。
効率的なお金稼ぎの手段
メインストーリーや戦闘報酬だけでは資金不足に陥るため、プレイヤーは他のコンテンツを利用した効率的な資金稼ぎを強いられます。
資金稼ぎの方法 | 特徴とメリット |
鶏レース | 賭博所で行う鶏レースで、高倍率の三連や五連に賭けて点数を稼ぎます。稼いだ点数を「銀の金槌」などの高額換金アイテムに交換することで、大金を一度に手に入れることが可能です。中盤以降の主要な資金源となります。 |
バトルダンジョン | 中盤以降の資金稼ぎ。ダンジョン内で手に入れたレアな素材や、高値で売れる武器を売却することで、千両単位のまとまったお金を入手できます。素材集めと並行できるため効率的です。 |
アナザーライフ | 序盤の資金源。自宅の畑で育てた野菜を売ったり、釣りで釣った魚を売ったりすることで、初期の資金繰りに役立てることができます。 |
結論として、本作では「鍛冶は序盤であまり使わず、バトルダンジョンで稼ぎができるようになってから一気に使うべき」という戦略がプレイヤー間で確立されており、お金を稼ぐ過程に時間がかかることが、本作のやり込みの「難しさ」の一因となっています。
「極」なのに手抜きだと感じてしまう要素!
本作はフルリメイクを意味する「極(きわみ)」を冠していますが、前述したシステム的な古さや不便さに加え、一部のプレイヤーからは「リメイクというよりリマスターに近い」「極の名を名乗るには手抜き感が否めない」という厳しい意見も見られます。
グラフィック以外の細部に残る古さ
グラフィックが大幅に向上した一方で、プレイヤーが「手抜き」だと感じてしまう要素の多くは、グラフィック以外の細部に残る古さに起因すると考えられます。
- NPCのパターン不足:京の街中を歩く非主要キャラクター(NPC)の顔パターンが少なく、多くの人が同じ顔をしているように見えます。また、NPCの動きにもパターンがなく、活気や臨場感に欠けるという意見があります。
- システム仕様の未改善:アイテムの大量購入/作成の不便さや、細かいテキストスキップ不可など、プレイヤーの利便性に関わるUI/UXの部分がオリジナル版から改善されていない点に対し、「極」としての徹底した作り込みが足りていないと感じるプレイヤーが少なくありません。
リメイクとしての追加要素への評価
本作は、オールスターキャストの刷新や隊士スキルのメイン導入など、明確な追加要素を加えています。しかし、これらの追加要素や変更点についても、以下のように賛否両論があります。
- 隊士スキルへの意見:戦闘の爽快感を高めた一方で、「隊士カードがとってつけたようなシステム」で、設定や世界観に馴染んでいないと感じる意見や、隊士スキルが強力すぎてゲームバランスを崩していると感じる意見もあります。
- キャスト変更への意見:前作のキャストに強い思い入れがあるプレイヤーからは、近藤勇などの一部のキャスト変更が残念であるという声も上がっています。
これらの要素は、開発元が「極」の名にふさわしい進化を遂げようとした結果ですが、「古風な部分」と「最新の要素」が混在していることが、一部のプレイヤーに「中途半端」「手抜き」という印象を与えている可能性が示唆されます。
発売から時間が経った現在の評判レベルは?
『龍が如く 維新! 極』のSteamにおける総合的な評判レベルは、レビュー総数4,361件で「非常に好評」という高評価を維持しています。しかし、発売から時間が経過した現在(2025/10/6時点)の「最近のレビュー」は47件で「やや好評」となっており、評価には波が見られます。
評価レベルが分かれる理由
この評価の推移から、本作の「評判レベル」は、プレイヤーが「何を目的としてプレイするか」によって大きく分かれていると分析されます。
評価が高いプレイヤー層 | 評価が分かれるプレイヤー層 |
メインストーリー重視 | コンプリート・やり込み重視 |
シリーズファン(オールスター共演に満足) | 最新のゲームシステムに慣れているプレイヤー |
グラフィックの進化を最優先で評価する層 | UI/UXの快適性を重視する層 |
- 高評価の理由:「熱いストーリー」「魅力的なキャラクター」「Unreal Engineによる美麗なグラフィック」といった、物語と視覚的な要素が純粋に評価されています。メインストーリーを楽しむだけであれば、「良ゲー」であり、満足できるという意見が大多数を占めます。
- 評価が分かれる理由:「やや好評」という評価は、主にゲームの寿命を延ばすやり込み要素に触れたプレイヤーからの声が多いとされます。前述した印集め、資金稼ぎ、システムの古さといった「過酷な作業要素」に直面し、その手間や時間がかかる点に対して、厳しい評価が下されている現状です。
現在の評判レベルを総合的に見ると、本作は「メインストーリーを楽しみ、ほどほどの要素で満足する」というプレイスタイルであれば非常に楽しめる作品であることは間違いありません。一方で、「最強を目指す、トロフィーコンプリートをする」という目標を持つプレイヤーは、その道筋に膨大な時間と根気が必要であることを、事前に理解しておくことが推奨されます。
最新の情報やセール状況も変動しますので、購入を検討される際は、最新の告知をご確認いただくことをおすすめいたします。
【龍が如く 維新極 評価】の総括
・物語は坂本龍馬が新選組に入隊するという壮大な「if」のシナリオだ
・史実を知らなくても楽しめ史実を知っているとさらに深まる奥深いストーリーだ
・アンリアルエンジン採用により夜の京の街並みや質感が非常にリアルに進化した
・桐生一馬や荒川真澄などオールスターキャストの共演が実現している
・一部キャストの刷新はシリーズファンにとって賛否両論の要素となっている
・戦闘は一刀や短銃など四つの型を自在に切り替え戦うスタイルだ
・隊士スキルがメインシナリオでも使えるようになり爽快感が増した
・自宅で畑仕事や釣りなどが楽しめるアナザーライフがやり込み要素だ
・最強装備作成の際には印集めや素材集めに膨大な時間を要する
・終盤のやり込み要素であるトロコンは非常に過酷な作業が伴い難しい
・アイテムの一個ずつ購入などオリジナル版の古いUIが残っている
・序盤はステータスが低く敵が硬いため戦闘が「もっさり」と感じやすい
・鍛冶屋での武器強化費用が高額で資金繰りに苦労する「貧乏侍」状態だ
・資金稼ぎは鶏レースで換金アイテムを狙うのが最も効率的である
・一部のシステム未改善により「極」なのに「手抜き」と感じる意見が存在する
・総合評価は高いがやり込み層では過酷さから「やや好評」に評価が分かれる