ナイトシティでの過酷な戦いの果て、いよいよ最終的な決断を下す時が来ました。あなたは今、サイバーパンク2077エンディングの全貌を知りたいと考え、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
メインジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上で、Vとジョニー・シルヴァーハンドが交わす会話は、あなたの旅路を決定づける重要な分岐点となります。アラサカに頼るのか、ノーマッドのパナムと旅立つのか、それともローグと伝説を作るのか。あるいは、誰も予想しなかった隠された道を選ぶことも可能です。
この記事では、ジョニーとの友好度が鍵を握る「死神なんて怖くない」隠しルートの発生条件から、パナムやローグとの絆で切り開く「星」や「太陽」ルート、さらにはDLC「仮初めの自由」で追加された衝撃の「塔」エンディングまで、全ルートの分岐条件と、Vが迎える詳細な結末を徹底的に解説しています。
どの選択がVにとっての「最良の結末」なのか、そして各エンディングで手に入る限定報酬は何か、といった疑問にすべてお答えします。ぜひこの記事を読んで、あなたのナイトシティでの物語を最高の形で締めくくるためのヒントを見つけてください。
・「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上での選択肢が、主要エンディング(悪魔、星、太陽、自殺、隠し、塔)へ分岐する具体的な条件
・ジョニーとの絆の深さが影響する「死神なんて怖くない」隠しルートの解放手順と、その超高難易度の特徴
・DLC「仮初めの自由」で追加された「塔」エンディングにおけるVの能力喪失や2年後の状況といった重い代償
・各エンディング(悪魔、星、太陽など)をクリアすることで入手できる限定報酬やアイコニック武器の一覧
運命を分かつ!サイバーパンク2077 エンディングの全ルートと条件
・最終ジョブ「夜想曲第15番」屋上での選択肢がエンディング分岐点!
・ジョニーとの関係性が鍵!隠しエンディング発生の前提条件
・パナムとの絆で切り開く星エンディングの道のりとは?
・ローグと共闘!太陽エンディングを選ぶための重要ジョブ
・悪魔エンドは強制ルート?タケムラを救出した場合の結末
・橋を渡るか泉に入るか?太陽・星ルートから分岐する節制エンディング
・アダム・スマッシャー戦回避!最速クリアできる自殺エンディング
・【死神なんて怖くない】隠しエンディング(死神)を成功させるには?
最終ジョブ「夜想曲第15番」屋上での選択肢がエンディング分岐点!
『サイバーパンク2077』の物語のクライマックスは、メインジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」で迎えます。このジョブの終盤、Vはヴィクターの治療を受けたミスティと共に屋上に上がり、そこでVの精神に宿るジョニー・シルヴァーハンドと対話をします。
この屋上でのジョニーとの会話こそが、全エンディングへの分岐点となります。
プレイヤーはジョニーとの会話を通じて、今後の作戦、つまりどの勢力に協力してアラサカ社のタワーに乗り込むか、あるいは別の道を選ぶかを決定します。主な選択肢として、
- アラサカに協力し、ハナコ・アラサカと組む(悪魔ルート)。
- パナム率いるアルデカルドスに協力を要請する(星ルート)。
- ジョニーに体を預け、ローグと共にアラサカを襲撃する(太陽ルート)。
- 薬を捨てる(自殺ルート)。
- 特定の条件を満たした上で、何も操作せずに5分間待機する(隠しルート)。
これらの選択によって、その後の展開が大きく変わり、最終的なVの運命、そしてエンディング後の状況が決定されます。エンディングによっては、特定のサブジョブをクリアしていることが選択肢の出現条件となっているため、サブジョブの進行状況が非常に重要になります。
ジョニーとの関係性が鍵!隠しエンディング発生の前提条件
ゲーム内で「死神なんて怖くない」と呼ばれる隠しエンディングルートは、Vとジョニーの特別な関係性が鍵となります。
このルートを解放するための最大の前提条件は、ジョニーのサブジョブ「銀腕の男(Chippin’ In)」の特定の会話パートで、ジョニーの自尊心を尊重し、友好度を上げる選択肢を選ぶことです。
特に、石油畑でジョニーの墓を前に会話するシーンの選択肢が決定的に重要だとされています。
| 質問/会話 | 選択すべき会話/返答例 |
| 「俺の墓だったら…なんて言う?」 | 「俺の命を救った男」 |
| 「でも唯一俺との絆だけは…」 | 「どの口で言ってんだ」 |
| 「よかったらもう一度…」 | 「俺に何を期待してるんだ?」 |
| 「少なくとも今までは…」 | 「分かった。でもこれが最後だ」 |
| V「ああ、これ…」 | 「『とっておきの贈り物』だって?」 |
| V「…寂しいよ」 | 「俺に何を期待してるんだ?(2回目)」 |
これらの選択肢を正しく選ぶことで、ジョニーとの友好度が高まり、最終ジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上での分岐時に隠しルートの選択肢が出現する前提が整います。
この隠しルートの難易度は非常に高いため、事前にジョニーとの絆を深めておくことが極めて重要です。
パナムとの絆で切り開く星エンディングの道のりとは?
星エンディングは、Vがパナム・パーマー率いるノーマッドのクラン「アルデカルドス」に協力を要請し、彼らと共にアラサカタワーへの襲撃を敢行するルートです。このエンディングを選択するためには、パナムの一連のサブジョブを全てクリアし、信頼関係を築いていることが必須条件となります。
特にクリアが求められる主要なサブジョブは以下の通りです。
- 「嵐の乗り手(Riders on the Storm)」
- 「友の力を借りて(With a Little Help from My Friends)」
- 「ハイウェイの女王(Queen of the Highway)」
これらのジョブを完了させ、パナムとの信頼関係を築いて初めて、「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上での会話に「パナムに電話する」という選択肢が出現します。
| 選択順序 | 場所と相手 | 分岐選択肢 |
| ① | ジョニーと屋上 | 「とにかく連絡しとけ… [電話する] パナム」 |
| ② | ジョニーと屋上 | 「あるいはアラサカとの… パナムに協力を頼む」 |
| ③ | ジョニーと屋上 | 「本当にいいんだな? [遮断薬を飲む] ああ。 ノーマッドと一緒にやる」 |
このルートでは、Vはアルデカルドスの仲間たちと共に命を懸けた作戦を実行し、クリア後の報酬として「アルデカルドスのラリーボレロジャケット」を入手できる場合があります。物語の結末としては、Vがノーマッドと共にナイトシティを去るという展開を迎えます。
ローグと共闘!太陽エンディングを選ぶための重要ジョブ
太陽エンディングは、Vが一時的に体をジョニーに明け渡し、彼がローグ・アメンディスと共にアラサカタワーを襲撃するルートです。このエンディングを選ぶためには、ジョニーとローグの関係性を深めるためのサブジョブを完了している必要があります。
太陽エンディングの選択肢を出現させるために、必須とされるジョブは以下の通りです。
- 「鉄腕の男(Tapeworm)」
- 「銀腕の男(Chippin’ In)」:特にローグとのデートまで進める必要があります。
- 「焼けつくような愛(Blistering Love)」
これらのジョブを通じて、ジョニーとローグの関係を修復し、信頼関係を築くことで、「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上での選択肢が出現します。
| 選択順序 | 場所と相手 | 分岐選択肢 |
| ① | ジョニーと屋上 | 「裏目に出るぞ。お前の… お前とローグに任せる」 |
| ② | ジョニーと屋上 | 「本当にいいんだな? 後は任せたぞ、ジョニー」 |
ジョニーとローグの過去と決着をつけるこのルートでは、Vはアラサカとの戦いに勝利した後、「ナイトシティの新たな伝説」として、宇宙ステーション「クリスタルパレス」へのミッションに旅立つという結末を迎えます。クリア報酬として、アイコニックなハンドガン「リバティ PRIDE」やジョニーのタンクトップなどの装備が入手可能です。
悪魔エンドは強制ルート?タケムラを救出した場合の結末
悪魔エンディングは、Vがハナコ・アラサカの提案を受け入れ、アラサカタワーへの内部からの潜入とヨリノブ・アラサカの排除に協力するルートです。
このルートは、特定のサブジョブを一切クリアしていない場合、強制的に選択されるルートでもあります。
屋上での選択肢は以下の通りです。
| 選択順序 | 場所と相手 | 分岐選択肢 |
| ① | ジョニーと屋上 | 「裏目に出るぞ。お前の… リスキーだがアラサカの話に賭けてみる」 |
| ② | ジョニーと屋上 | 「本当にいいんだな? [遮断薬を飲む] ああ。 ハナコを信じる」 |
タケムラ・ゴロウの生存がルートを左右する
悪魔エンディングの展開は、メインジョブ「索敵と殲滅(Search and Destroy)」でVがタケムラ・ゴロウを救出したかどうかで大きく変化します。
- タケムラを救出しなかった場合:作戦完了後、アラサカ社のヘルマンがVに対応し、結果的にVはRelicの問題を解決できず、最悪の結末を迎えることになります。
- タケムラを救出した場合:作戦の協力者としてタケムラがアラサカタワー内の戦闘でVをサポートし、サブロウ・アラサカの復讐を果たす展開に変わります。このルートはトロフィー「悪魔」の獲得条件にもなっています。
タケムラを救出するためには、ジョニーがVを急かし、アラサカのエージェントに襲撃される「索敵と殲滅」のシーンで、「ジョニーの助言を無視して建物内を探索し続ける」必要があります。襲撃を受けた部屋から、隠された通路を見つけて上階のタケムラがいる部屋へ向かい、敵を殲滅することが救出の条件です。
タケムラを救出し、悪魔エンディングに進んだ場合でも、最終的にVの寿命問題は解決できず、アラサカ社の月面施設でRelicのデータを「神輿」にアップロードするか、地球に戻るかの過酷な二択を迫られます。
橋を渡るか泉に入るか?太陽・星ルートから分岐する節制エンディング
節制エンディングは、太陽ルートまたは星ルートのどちらかを辿った後、最終ジョブ「変化(Changes)」のサイバー空間でのジョニーとの最後の会話によって分岐します。
このエンディングでは、Vの肉体の主導権をジョニーに譲り渡すことになります。これにより、Vは死亡し、ジョニーがVの体を得て新しい人生を歩むことになります。
星エンディングからの分岐(ジョニーがVの体を獲得)
星ルートを進み、アラサカタワーでの戦闘を終えた後のサイバー空間で、ジョニーと会話します。
| 場所と相手 | 分岐選択肢 |
| サイバー空間にて | 「橋を渡り、永遠にサイバー空間に留まる」 |
「橋を渡る」選択は、Vの意識がデジタルデータとして神輿(ミコシ)に残り、肉体の主導権をジョニーに明け渡すことを意味します。この場合、ジョニーはアルデカルドスの仲間たちに別れを告げてナイトシティを離れるという結末になります。
太陽エンディングからの分岐(ジョニーがVの体を獲得)
太陽ルートを進み、ローグとの作戦を終えた後のサイバー空間で、ジョニーと会話します。
| 場所と相手 | 分岐選択肢 |
| サイバー空間にて | 「泉に入り、Vの肉体に戻る」 |
この場合、ジョニーがVの体に戻り、「太陽」ルートでVが成し遂げたナイトシティの伝説としての地位を引き継ぎ、Vの体を纏って新たな人生を歩み始めます。このルートの結末もジョニーが肉体の主導権を得るため、「節制」エンディングとして括られます。
報酬は、分岐元のルートによって異なります。
- 星ルートから分岐した場合: 「アルデカルドスのラリーボレロジャケット」などを入手。
- 太陽ルートから分岐した場合: 「リバティ PRIDE」やジョニーの装備などを入手。
節制のタロットカードが示すように、このエンディングは「調和」や「両立」を意味し、Vとジョニーのどちらかの意識が、もう一方の肉体で生き続けるという、皮肉な結末を迎えます。
アダム・スマッシャー戦回避!最速クリアできる自殺エンディング
自殺エンディングは、Vがアラサカやパナム、ローグといったどの勢力にも頼らず、自らの手でRelicの問題に終止符を打つことを選択するルートです。
このルートは、最終ジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上で、ジョニーと会話する際の選択肢で、薬を捨てることを選び、戦闘を一切行わずにエンディングを迎えます。
| 選択順序 | 場所と相手 | 分岐選択肢 |
| ① | ジョニーと屋上 | 「裏目に出るぞ。お前の… リスキーだがアラサカの話に賭けてみる」 |
| ② | ジョニーと屋上 | 「本当にいいんだな? このまま全てを終わらせる」 |
| ③ | ジョニーと屋上 | 「あんな怪物どもと… [薬を捨てる] それでいい」 |
この選択により、Vは屋上から身を投げ、ゲームはそのままエンディングへと移行します。
- 特徴:
- 最速クリアが可能なルートとされます。
- アダム・スマッシャーを含む、どの敵とも戦闘する必要がありません。
- クリア報酬アイテムは一切入手できません。
- トロフィーや実績の獲得対象外です。
自殺エンディングは、Vの切実な状況と絶望を最もストレートに表現した結末であり、ナイトシティの過酷さを象徴するルートの一つです。「2人とも自分でいられる、命が尽きるまで」とVが言うように、Relicによる精神的な切り貼りを拒否し、純粋な自己の死を選ぶという解釈もできます。
【死神なんて怖くない】隠しエンディング(死神)を成功させるには?
隠しエンディング「死神なんて怖くない」は、特定の前提条件を満たした上で、屋上での「選択しない」という行動によって発生する、Vとジョニーの二人きりによるアラサカタワーへの超高難易度特攻ルートです。
発生条件の詳細
- ジョニーとの友好関係の確立:
- 前述の「銀腕の男」サブジョブにおける特定の会話選択肢を正しく選び、ジョニーとの絆を深めておくことが必須です。
- 屋上での特殊な選択肢の出現:
- メインジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上での会話で、「お前とローグに任せる」を選択します。
- 次の選択肢が表示された画面で、何も操作せずに約5分間(正確には5分から10分程度とされる)放置します。
- 5分経過後、ジョニーが会話を再開し、「どんな作戦を考えているんだ?」と尋ねてきます。
- この問いに続けて、「真正面から攻め込むわけね」といった選択肢を選ぶことで、隠しジョブ「死神なんて怖くない(Don’t Fear The Reaper)」が開始されます。
ルートの特徴と注意点
- 超高難易度:
- このルートのジョブは、Vとジョニーの二人だけでアラサカタワーを正面から襲撃するという設定のため、Vの最大HPが徐々に減少していくというペナルティが課され、敵の火力も非常に高くなります。
- 十分な戦闘ビルドと装備、サイバーウェアの準備が不可欠です。
- 仲間が犠牲にならない:
- 他のエンディングルートと異なり、ローグやパナムなどの仲間が誰も巻き込まれて犠牲になることがないため、「Vが生還するルートの中では最高のエンディング」という評価をするプレイヤーも多いです。
- 結末の選択肢:
- アラサカタワーの襲撃に成功した後、サイバー空間で「泉に入り、Vの肉体に戻る(V生存)」か、「橋を渡り、永遠にサイバー空間に留まる(ジョニー生存)」かの二択を選びます。この点は太陽エンディング後の「変化」ジョブと同様です。
- トロフィー対象外:
- この隠しルート自体はトロフィーや実績の獲得対象外ですが、その後のVまたはジョニー生存の結末は、それぞれ太陽エンディング、節制エンディングの内容と同じとなるため、最終的なトロフィー獲得には繋がります。
このルートは、Vとジョニーが協力し、究極の自己犠牲とも言える道を選ぶ、まさに『サイバーパンク2077』のテーマを深く体現した結末と言えるでしょう。
未来は変わるのか?サイバーパンク2077 エンディング後の世界
・追加DLC「仮初めの自由」で増えた「塔」エンディングとは?
・DLCエンディング後のVの状況と能力喪失の考察
・どのエンディングがおすすめ?Vにとっての「最良の結末」を考察
・太陽エンドでVが目指す宇宙や権力のその後
・【悪魔/星/太陽】エンディング別に入手できる限定報酬一覧
・自殺エンディングは報酬なし?クリアする意味はあるのか
・DLC追加ルートと本編エンディングの関連性をチェック!
・エンディング後の世界をさらに楽しむ周回プレイの魅力!
追加DLC「仮初めの自由」で増えた「塔」エンディングとは?
大型拡張DLC『仮初めの自由(Phantom Liberty)』では、本編の最終ジョブの選択肢とは別に、まったく新しいエンディングとして「塔(The Tower)」が追加されました。
この「塔」エンディングは、DLCのメインストーリー内でリードのエージェントに協力し、最終的にソングバードを新合衆国(NUSA)に引き渡す、あるいはリード側につくという特定の決断をした場合にのみ、本編の最終ジョブに新たな選択肢として出現します。
「塔」ルートは、Vが新合衆国の技術によるRelicの分離手術を受けることで、死の運命からは逃れられるという、Relic問題の解決を提示する唯一のエンディングです。しかし、この解決には非常に重い代償が伴います。
- Relic問題の解決:
- NUSAの協力により手術は成功し、Relicと融合していたジョニーの意識はVの脳から完全に排除されます。
- これにより、Vは余命わずかという状況からは解放されます。
- 手術の代償:
- Relic分離手術は成功したものの、Vの神経系に大きな損傷を与えてしまい、戦闘用インプラント(クローム)のほとんどを使用できなくなってしまうという結果になります。
- これにより、Vは「ナイトシティの伝説」としての傭兵稼業を続けることが事実上不可能になります。
「塔」エンディングは、他の本編エンディングとは異なり、Vにとっての「生」、つまりRelic問題からの解放と「自由」、つまり傭兵としての人生がトレードオフになる、サイバーパンクらしい皮肉な結末と言えます。
DLCエンディング後のVの状況と能力喪失の考察
「塔」エンディングを迎えたVは、肉体的な問題が解決した代わりに、多くのものを失った状態で目覚めることになります。
1. 2年間の昏睡と時間の経過
手術を終えてVが目覚めたのは、なんと2年後(ゲーム内時間で2079年)です。この長い昏睡期間中に、Vを取り巻く状況は一変しています。
2. 戦闘能力とサイバーウェアの喪失
Relic分離手術の後遺症により、Vはほとんどの戦闘用インプラントを使えない体になってしまいます。これは、Vが伝説の傭兵(メーヨー)として培ってきたすべての能力とアイデンティティを奪われることを意味します。Vは一般人と変わらない、もしくはそれ以下の肉体的な状態となり、ナイトシティの路上でチンピラに反撃もできずに倒されてしまうほど無力な存在となります。
3. 友人・恋人との関係断絶
Vが眠っていた2年の間に、友人や恋人との関係も大きく変化してしまいます。
- パナム: Vの連絡を受け取っても、返信せずに別の土地へ去ってしまうという音信不通の状態になります。ミッチからのメッセージによれば、パナムはひどく落ち込んでいるとされます。
- ジュディ: ナイトシティを離れて引っ越し、結婚したことがエンドクレジットのメッセージで語られます。
- リバー: 闇落ちし、犯罪に手を染めているというメッセージが届きます。
- ローグ: Vがアフターライフに来ても、もはや「伝説のV」ではないため、会うことはできないというメッセージが残されます。
Vの人生の節目にはいつもいたジョニーも、Relicと共に完全に消滅します。
「塔」エンディング後のVは、Relicの呪縛からは解放されたものの、かつての能力、友人、恋人、そして「夢」を全て失い、ナイトシティの雑踏の中に埋もれる「その他大勢の一人」として生きていくことになります。この結末は、「奇跡的な生還」と「傭兵としての死」という、極めてディストピア的なテーマを強く打ち出したものと考察されています。
どのエンディングがおすすめ?Vにとっての「最良の結末」を考察
どのエンディングが「最良」であるかは、プレイヤーがVに何を求めているか、そして『サイバーパンク2077』というゲームに何を期待しているかによって大きく意見が分かれます。
一般的に、プレイヤーからの評価が高いエンディングには、以下のようなものが挙げられます。
1. 星エンディング(ノーマッドとの脱出):感情的な満足度が高い
- 評価される点: Vが信頼できる仲間であるアルデカルドスと共に、ナイトシティの過酷な運命から逃れ、未来への希望を持って旅立つという、感情的に最もハッピーエンドに近い結末とされます。恋人(特にパナムやジュディ)との関係も維持される可能性が高く、温かい別れを迎えることができます。
- 評価の視点: VがRelic問題の「解決」ではなく「逃避」を選んだという見方もできますが、人間的な絆を優先した結末として、安堵感を得るプレイヤーが多いです。
2. 太陽エンディング(Vが伝説になる):Vの目標達成度が高い
- 評価される点: Vがナイトシティで「伝説」になるという目標を達成し、宇宙のクリスタルパレスでのミッションへと旅立つという結末です。Vの意識が残り、ジョニーとの絆も活かされます。
- 評価の視点: Vの「伝説になりたい」という初期の動機を最も満たしたルートと言えます。ただし、その過程でローグやキャプテン・マイコなどの犠牲を伴う場合があるため、完璧なハッピーエンドとは言えません。
3. 隠しエンディング(死神):Vとジョニーの絆の究極
- 評価される点: Vとジョニーが協力して誰も犠牲にしない(自殺を除く)ルートとして、「二人主人公」の物語としては最も完成度が高いとされます。高難易度を乗り越えた達成感も大きいです。
- 評価の視点: Vとジョニーの融和を強く感じられるため、二人の関係性にフォーカスするなら、このルートでVを生還させる結末(太陽エンドと同じ)が最も推奨されるという意見が多いです。
4. 塔エンディング(DLC追加):ディストピア的な現実の厳しさ
- 評価される点: VがRelicの問題を解決し、「生」を選択できる唯一のルートです。ジョニーとの別れも明確に描かれます。
- 評価の視点: 傭兵としての能力や人間関係を失い、「その他大勢」として生きるという、サイバーパンク的世界観の厳しさを最も体現した結末です。「生きた自由」と引き換えに「人生の自由」を失ったという解釈ができます。
最終的に「最良の結末」は、プレイヤー自身が「Vにどのような人生を歩んでほしいか」という価値観によって決定される、主観的な問題であると言えます。
太陽エンドでVが目指す宇宙や権力のその後
太陽エンディング、特にVが生還するルートでは、Vはナイトシティの「新たな伝説」として一躍有名になります。エンディングの最後には、Vはフィクサーのリード・アッシュから、クリスタルパレスという軌道上のカジノステーションへの襲撃ミッションのオファーを受けます。
1. 宇宙と権力への挑戦
- クリスタルパレス(Crystal Palace):
- この施設は、ナイトシティの上層社会やメガコーポの権力者たちが集う、富と権力の象徴とも言える場所です。
- Vが目指すミッションは、単なる強盗ではなく、ナイトシティの権力構造の頂点、そして「アラサカ」や「ミコシ」といった巨大な壁の先にある世界への挑戦を意味していると考察されます。
- Vの目標の再構築:
- Vは「伝説になる」という初期目標を達成しましたが、Relic問題の解決期限は迫っています。この宇宙でのミッションは、Vの残された時間内での最後の輝き、あるいはRelic問題を別の角度から解決する手段を探る旅立ちであると解釈できます。
2. アラサカの弱体化
太陽エンディングは、V(またはジョニー)とローグがアラサカタワーを襲撃し、ハナコ・アラサカやヨリノブ・アラサカの計画を阻止、または混乱させることに成功した後の世界です。これにより、世界最大の企業であるアラサカ社の権威が一時的に揺らぐことになります。Vが伝説となる裏側で、ナイトシティの権力構造にもわずかな「変化」が生まれたと言えるでしょう。
太陽エンディングは、Vの物語を「壮大なクライムストーリー」として締めくくり、Vに「伝説」という地位と「宇宙」という新たなステージを与える、希望に満ちた結末の一つです。
【悪魔/星/太陽】エンディング別に入手できる限定報酬一覧
『サイバーパンク2077』では、自殺エンディングを除く主要なエンディングルートをクリアすると、Vのクリア後のゲームプレイに役立つ限定の報酬アイテムが入手できます。
| エンディングルート | 限定報酬アイテム | 備考 |
| 全ルート共通 | レジェンダリーサイバーウェア2種 | 「ゴリラアーム」と「ミリテク バーサーク」のサイバーウェアを入手できます。これらは非常に優秀で、クリア後のリパードクからインストール可能です。 |
| 星エンディング | アルデカルドスのラリーボレロジャケット | パナム率いるノーマッドクラン「アルデカルドス」のロゴが入ったレジェンダリー防具。高い防御力を誇ります。 |
| 太陽エンディング | アイコニックハンドガン「リバティ PRIDE」 | ローグとジョニーに関連するアイコニック武器です。 |
| ジョニーのタンクトップ | ジョニーのコスプレにも使える装備アイテム。 | |
| 節制エンディング | 星ルート由来の場合 | 「アルデカルドスのラリーボレロジャケット」を入手。 |
| 太陽ルート由来の場合 | アイコニックハンドガン「リバティ PRIDE」とジョニーのタンクトップを入手。 | |
| 自殺エンディング | 報酬なし | アイテムの報酬は用意されていません。 |
これらの報酬は、Vがクリア後の世界で再びナイトシティを探索したり、周回プレイで新たなビルドを試したりする際に、強力な助けとなるでしょう。特にレジェンダリーのサイバーウェアは、戦闘能力を大きく向上させるため、入手しておくのがおすすめです。
自殺エンディングは報酬なし?クリアする意味はあるのか
自殺エンディングは、前述の通り一切の報酬アイテムを入手できないルートです。また、トロフィーや実績の獲得対象外であるため、純粋なゲームクリアやアイテムコンプリートを目指す上では「意味のないルート」と捉えられることがあります。
しかし、物語や世界観の観点から見ると、このエンディングには重要な意味があると考察されます。
1. 究極の「自決」と運命の拒絶
- Vの物語は、 Relicによって「他人の運命(ジョニー)に飲み込まれる」という受動的な状況から始まります。
- 自殺エンディングは、アラサカの治療やノーマッドの協力、ジョニーとの共闘といった全ての外部からの介入や選択肢を拒否し、V自身の意思で、自らの人生(余命)に終止符を打つという究極の「自決」の選択です。
- これは、Vがナイトシティというディストピアの中で、最後に残された「個人の自由」を行使したという、サイバーパンク作品らしい悲劇的な結末として解釈できます。
2. 最速のエンディング
戦闘を一切行わずにエンディングに到達できるため、ストーリーの結末を最速で見たい場合には選択されることがあります。
自殺エンディングは、単に報酬がないというだけでなく、Vとジョニーの絶望感や諦めが色濃く描かれた、非常に重い結末として、物語の多様性を広げる重要な役割を果たしています。
DLC追加ルートと本編エンディングの関連性をチェック!
拡張DLC『仮初めの自由』は、本編の物語に組み込まれる形で展開し、その結末は本編のエンディングにも直接的な影響を与えます。
1. 新規エンディング「塔」の追加
前述の通り、DLC内でリードに協力する特定のルートを選ぶことで、本編の最終ジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の屋上での会話に「リードに電話する」という新たな選択肢が追加されます。この選択肢を選ぶことで、「塔」エンディングへと分岐します。これは、本編のエンディングを置き換えるものではなく、新しい選択肢として追加される形です。
2. 本編エンディングへの影響
- 「塔」エンディングの選択:
- 一度「塔」エンディングを選び、本編をクリアすると、「夜想曲第15番 OP.55-1」のセーブデータに戻ることはできなくなります。
- このエンディングではRelicの問題が解決し、ジョニーが消滅するため、当然ながらジョニーが関わる他のエンディングルート(太陽、節制、死神)を選ぶことはできなくなります。
- DLCの他のルート選択:
- DLCの他のルート(例:ソングバードを月へ送るルート)を選択した場合、本編のエンディングには影響を与えません。DLCの物語を完結させた後、本編の最終ジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」へと戻り、従来のエンディングルートを選択することになります。
DLCの追加により、Vの運命、そしてナイトシティの物語は、さらに重層的かつ複雑なものとなりました。
エンディング後の世界をさらに楽しむ周回プレイの魅力!
『サイバーパンク2077』は、エンディングを迎えた後も、最終ジョブ「夜想曲第15番 OP.55-1」の直前のセーブデータに戻ってプレイを続けることができるという特徴があります。これにより、一度のプレイで全てのエンディングを見ることが可能です。
1. 全エンディングのコンプリート
最も一般的なクリア後の楽しみ方は、エンディング分岐点直前のセーブデータを利用し、他のエンディングルートを体験することです。
- トロフィー/実績のコンプリート:
- 各主要エンディングにはトロフィーや実績が用意されているため、コンプリートを目指すためには全てのルートを経験する必要があります。
- 物語の全貌を理解:
- エンディングごとに、Vや仲間たちの「その後」の様子が異なるため、全ての結末を見ることで、Vの物語が持つ多面的なテーマやナイトシティの過酷さを深く理解することができます。
2. 異なるビルドでの周回
『サイバーパンク2077』は、スキルツリーとサイバーウェアの組み合わせによるビルドの多様性が非常に高いゲームです。
- ネットランナー(ハッキング特化)、フィジカル(近接戦闘特化)、テック(エンジニアリング特化)など、全く異なるビルドでゲームを再スタートすることで、同じミッションでも攻略方法が大きく変化し、新鮮な気持ちで楽しむことができます。
- 特に、Ver.2.0以降の大幅なシステム変更により、周回プレイの魅力はさらに高まりました。
3. 恋愛要素のコンプリート
Vの性別によってロマンス可能なキャラクターが異なり、特定の恋人と迎えるエンディングの演出も異なります。周回プレイで異なる性別やライフパスを選び、他のキャラクターとのロマンスを深めることも、大きな楽しみの一つです。
周回プレイをせずとも、最終分岐点でセーブデータを分けておけば、Vが選べる全ての運命をその目で確認することができるため、じっくりと物語を味わい尽くすことが可能です。
【サイバーパンク2077 エンディング】の総括
・最終的なエンディング分岐は屋上でのジョニーとの会話で決定される
・悪魔ルートはタケムラを救出しているかで物語の展開が大きく変わる
・パナムのサブジョブを全てクリアすれば星エンディングが選択可能となる
・ジョニーとローグの関係修復が太陽エンディング出現の必須条件である
・特定の会話選択でジョニーの友好度を上げると隠しルートの前提が整う
・DLC「仮初めの自由」ではリード協力ルートで新エンディング「塔」が追加される
・「塔」エンディングでは手術成功と引き換えにVの戦闘能力が失われる
・Vは2年間昏睡状態にあり目覚めた時は友人や恋人との関係も断絶している
・隠しルート「死神なんて怖くない」は超高難易度でVの最大HPが減少する
・隠しルート発生には屋上で約5分間操作せずに待機する特殊な手順が必要だ
・星エンディングを選ぶとVはノーマッドとしてナイトシティを去る結末だ
・太陽エンディング後Vは伝説としてクリスタルパレスのミッションへ旅立つ
・節制エンディングはVの肉体をジョニーに譲り渡す苦渋の選択である
・自殺エンディングは戦闘回避で最速クリア可能だが報酬は一切ない
・星ルート報酬は「アルデカルドスのラリーボレロジャケット」が入手できる
・太陽ルート報酬はアイコニックハンドガン「リバティ PRIDE」が入手できる
・サイバーパンク2077レベル上げを最速攻略!効率的な経験値稼ぎの全知識
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